民放132社が北京五輪を共同でPR。テレビCMを作成 －ハイライトをネット配信。違法動画は「とりし丸」

7月23日発表

　民放テレビ132社は23日、北京オリンピックの放送概要と共同PR展開を発表。民放キー局の女性アナウンサーが出演するCMを製作するとともに、共同公式動画サイト「gorin.jp」を立ち上げて、日本で初めて競技動画の配信をインターネットで実施する。

　民放各局では、「女子マラソン」や「柔道男子100kg級決勝」、「男子ハンマー投げ決勝」、「野球予選日本戦4試合、準決勝、決勝」、「男子サッカー予選日本戦2試合」など、日本選手のメダルが期待される注目種目をゴールデン帯を中心に生放送。女子マラソンは民放独占で生中継し、放送対象32地区でフルカバー放送を行なう。

　地上/BSデジタル放送では、HD映像かつ5.1ch音声で全種目を放送。民放各局による放送予定時間の合計は地上波で173時間、BSデジタルで145時間。民放各局の北京オリンピック担当アナウンサーが登場するテレビCMも7月24日から8月24日まで展開されるほか、新聞広告やGガイド広告、交通広告などでも「民放でオリンピック」を訴求していく。

　さらに、民放テレビ132社が共同で手がける動画配信サイト「gorin.jp」では合計200本以上に及ぶハイライト動画を配信。加えて、ニュース速報や競技説明、スケジュール、選手紹介などの情報提供を行なう。

　動画配信開始は8月6日のサッカー女子予選からスタート。日本選手の活躍を中心に、1日2回更新でハイライト動画を配信する。モバイル向けサービスも予定しており、注目シーンを数本配信するという。

　gorin.jpの制作、運営は「テレビドガッチ」を手がける株式会社プレゼントキャストが担当。また、YouTubeやニコニコ動画にアップされる違法動画の削除のために、讀賣テレビが開発した違法動画削除支援ツール「とりし丸」を利用する。

□gorin.jpのホームページ
http://www.gorin.jp/
□民放連のホームページ
http://www.nab.or.jp/

( 2008年7月23日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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