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動画共有サイト「TVブレイク」を運営するジャストオンライン株式会社(旧株式会社パンドラTV)は6日、日本音楽著作権協会(JASRAC)が同社を相手取り、JASRAC管理著作物の利用禁止と無許諾で利用した期間の損害金として1億2,800万円の支払いを求める訴えを起こしたことについてコメントを発表した。 JASRACは、ジャストオンラインが運営する「TVブレイク」について、JASRAC著作権侵害物を含む動画ファイルが多数アップロードされているにも関わらず、必要な対策をとっていないと主張している。JASRAC側は、2007年6月以降、権利侵害動画の投稿を防止するための対策を講じ、侵害動画の配信を停止するよう要請していたが、ジャストオンラインがこれを拒否したため、提訴に踏み切ったとしている。 ジャストオンライン側は「プロバイダー責任制限法に沿って適正に運営しており、未だかってJASRACのプレスリリースにあるような“削除要請を拒否”した事は一度もない」と反論。これまでJASRACとのやり取りがあった事は認めつつ「平和的な解決を望みましたが、抑圧的に突然“提訴”という決断をされた事は大変残念」とコメント。 「今後は法廷で明らかにしていく。今後のインターネット著作権を考える上で非常に重要な判例になると考えている」としている。 なお、同社は8月1日付で会社名を従来のパンドラTVから、ジャストオンラインに変更している。以前の社名は韓国パンドラTVと協力してサービスを開始していたためだが、資本関係は2006年10月に解消しており、現在は一切関係のない会社になっているという。変更の理由を「同じ商号を使い続けると誤解を招くため」としており、変更が8月1日付けになったことは偶然としている。
□TVブレイクのホームページ ( 2008年8月6日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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