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北京五輪商戦でBlu-rayレコーダの金額シェアが6割に
-開幕6週間前から市場活性化。GfK調査


8月11日発表


DVDレコーダの前年比数量、金額推移

 ジーエフケー マーケティングサービスジャパン株式会社(GfK)は11日、北京五輪商戦のBlu-ray Discの購入動向調査の結果を発表した。同社が実施している家電量販店のPOS実績調査(ACSISS-E)の結果とともに、時系列購入者調査(CCI)の結果を基にしたもの。

 DVDレコーダ全体の販売数量については、2008年の春商戦において、数量ベースで前年比110%程度で推移していた。それが五輪開幕6週間前の6月23日週から前年比約120%に、さらに直近の7月28日週では同136%に増加。同週では金額ベースで前年比157%に達するなど、過去のスポーツイベントと同様にイベント開幕6週間前から市場活性化する傾向が見られたという。

 DVDレコーダに占めるBlu-rayの割合は、7月期に数量ベースで約4割に、金額ベースでは約6割に達している。販売数量では各メーカーが新製品を発表した2007年11月第1週と比較して3.5倍、市場価格は同時期比較で17%減となり、「次世代DVDの規格統一と低価格モデルの発売によって販売が加速している」と分析している。

DVDレコーダ規格別の数量、金額構成比 Blu-ray Discレコーダの販売数量指数/平均価格

 また、CCI調査の結果を受けた市場分析も公表。同調査は、過去1カ月に家電製品を購入した人を対象としており、2007年10月から2008年6月までの累計サンプル数は約59,932。

薄型テレビ購入者別のBlu-rayレコーダ同時購入構成比

 BDレコーダは、現在の製品に加えて購入したという、「買い増し」の比率が増えている。約3割は「従来の製品がまだ使えるがBDレコーダを購入」しており、買い増しとあわせて、積極的な買い替え層がBDレコーダ市場を支えているという。

 薄型テレビ購入者で、BDレコーダを購入したという人の割合をメーカー別に調べると、ソニーの同時購入がもっとも多いという。GfKでは「現在で3シリーズ目となるTVCMや交通、屋外広告により一貫して次世代画質への認知訴求を行なってきた効果が現れている」と分析している。

 型番を指名して購入した割合(モデル指名購入率)では、松下電器の「DMR-BW800」がトップ。購入直後の満足度でも同製品がトップとなっている。理由としては、「操作が簡単」、「Wチューナ搭載」、「DVDのハイビジョン録画が可能」など。満足度の2位はシャープ「BD-HDW15」、3位はソニー「BDZ-X90」。

□GfKのホームページ
http://www.gfkjpn.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.gfkjpn.co.jp/update_file/pdf/128.pdf

( 2008年8月12日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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