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三菱、実売22万円のフルHD液晶プロジェクタ
-レンズ変更で低価格化した「LVP-HC5500」


9月1日発売

標準価格:オープンプライス


 三菱電機株式会社は、フルHDパネルを搭載した液晶プロジェクタ「LVP-HC5500」を9月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22万円前後の見込み。

LVP-HC5500。基本デザインはHC6000を踏襲しているが、レンズは小口径化された

 0.74型/1,920×1,080ドットのエプソン製パネルを採用した液晶プロジェクタ。パネルはD6/C2FINE。2007年発売のLVP-HC6000(発売時実売35万円)の基本設計を踏襲しながら、レンズの変更などで低価格化を図ったエントリーモデルとなる。

 HC6000からの最大の変更点はレンズ。映像に与える影響を抑えながら、小口径かつズーム倍率を抑えるなどで、コストダウンを図っている。ズーム倍率はHC6000の1.6倍から1.2倍に抑えられている。また、レンズシフト機構は、HC6000の上下75度、左右5度から、上下50度、左右なしに変更された。

 コストダウンを図りながらも、リモコン操作による電動ズーム/フォーカス機構は引き続き搭載。また、LVP-HC6000で採用されていた動的アイリス機構も備えている。シーンの明暗にあわせて絞りを動的に調整するオートアイリスは、リニアモーターの採用により1/60秒単位でアイリスを制御。これにより、明暗差の激しいシーンにおいても、瞬時に絞り幅を切りかえ、映像のもつダイナミックレンジを引き出す。オートアイリス利用時のコントラスト比は1万:1。

 投写サイズは50~250型。100型の最短投射距離は3.1m。ランプは160W出力のUHE。輝度は1,000ルーメン(HC6000は800ルーメン)。

LVP-HC6000から引き続きオートアイリス機能を備えている

背面。2系統のHDMI端子を装備する

 レンズ以外の基本設計はLVC-HC6000を踏襲しており、IP変換回路にはSilicon Optix製の10bit「Reon-VX」を採用。IP変換やノイズリダクションなどの処理を高精度で行ない、ビデオ/フィルム混在素材でも適切なプログレッシブ処理を実現。24p入力にも対応し、24コマフィルムと30コマビデオの処理モードを任意に切り替えできる。

 入力端子は、Deep Color対応のHDMIを2系統と、コンポーネント、S映像、コンポジット、アナログRGB/コンポーネント共用(D-Sub15ピン)を各1系統装備する。RS-232C端子も備えている。

 大型のシロッコファンや新開発のパネル冷却ダクトの採用などで、業界最高レベルという低ファンノイズ19dBを実現。外形寸法は334×352×125mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.6kg。消費電力は250W。リモコンが付属する。

□三菱電機のホームページ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
□製品情報
http://www.mitsubishielectric.co.jp/projector/home/products/lvp_hc5500/index_b.html
□関連記事
【2007年8月22日】三菱、実売35万円のフルHD液晶プロジェクタ
-「Dramatic Iris」搭載。コントラスト比12,000:1
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070822/mitsu4.htm

( 2008年8月20日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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