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パイオニア、10cm径フルレンジの名機「PE-101」を復刻
-創業70周年記念。14,000円の専用エンクロージャも


PE-101A
9月中旬発売

標準価格:「ユニット」11,500円(1本)
      「エンクロージャ」14,000円(1台)


 パイオニア株式会社は、創業70周年を記念し、10cm径フルレンジスピーカーユニットの名機「PE-101」を復刻。「PE-101A」として9月中旬に発売する。価格は1本11,500円。専用のエンクロージャ「LE-101A」も1台14,000円で販売。組み合わせることで、フルレンジのブックシェルフスピーカーが完成する。

 パイオニアの創業者である松本望氏は、1937年に国内初のHiFiダイナミック型フルレンジスピーカー「A-8」を開発し、販売を開始。翌年にパイオニアの前身である、福音商会電機製作所を設立。2008年はそれから70周年にあたる。

 復刻された「PE-101」は、1977年に発売された、パイオニア最後の市販10cm径フルレンジユニットで、自作オーディオファンから人気を集めた。なお、復刻モデルの型番「PE-101A」の「A」には、Anniversary(記念)と、環境への配慮を考慮したAdvance(先進)の意味が込められているという。

松本望氏 世田谷区にある松本望夫妻の住宅であった建物は、現在「松本記念音楽迎賓館」となっている 同音楽迎賓館内にある、松本氏が使用していた工作室

 振動板には、オリジナルのPE-101と同様に、最上電機製のウエットプレスコーンを採用。エッジには発砲ポリウレタンゴムを使用。大きな振幅でもリニアに動作するという。センターキャップはチタン製。素直な伸びと、張りのある高域再生を目指している。

 ドライバのマグネットは90mm径。フレームはアルミダイキャスト製。ポールピースには、ボイスコイルが動く際に磁気回路内に生じる電流歪を低減するため、純銅キャップを装着。ポールには穴を設けており、磁気回路内の圧力低減も図っている。

専用エンクロージャ

 ユニット単体の仕様は、インピーダンスが8Ω。再生周波数帯域は80Hz~20kHz。出力音圧レベルは90.5dB。重量は1kg。外形寸法は138×53.6mm(直径×厚さ)。取り付け寸法は124mm径、バッフル開口は111mm径。端子付の接続コードや取り付けパッキン、ネジ、スプリングワッシャー、平ワッシャーも付属する。

 エンクロージャはフロントバスレフ。「PE-101A」を装着した場合の最大入力は30Wとなる。天板、側板には天然木の集成材を使用。バッフル板と地板、裏板にはMDFを使っており、表面は天然木の突き板仕上げ。

 スピーカーターミナルは、バナナプラグ対応の金メッキ仕上げ。外形寸法は154×204×246mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2kg。滑り止めやグリルネットが付属する。

□パイオニアのホームページ
http://pioneer.jp/
□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/2008/0821-1.html

(2008年8月21日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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