◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
zionote、9,800円からのUSB接続ヘッドフォンアンプ「CARAT」
-韓国Styleaudio製。バーブラウン製DAC内蔵


CARAT-UD1
8月25日発売

直販価格:9,800円~19,800円


 zionote株式会社は、韓国Styleaudio製品の取り扱いを開始。第1弾モデルとして、USB接続のDAC内蔵ヘッドフォンアンプなど、CARATシリーズ3製品を8月25日に発売する。スタンダードモデル「CARAT-UD1」と、同モデルにチューニングを施した「CARAT-HD1」を直販限定モデルとしてラインナップ。価格は9,800円と13,800円。さらに、HD1にチューニングを施したフラッグシップモデル「CARAT-HD1V」も一般販売。価格はオープンプライスで、直販価格は19,800円。

 オーディオ愛好家と音響エンジニアが組んで生まれたというStyleaudioは、オーディオグレード音質の良さを持つPC機器の開発/製造を目的としており、オーディオ機器としてPCを使うという意味を込めて、PC-Fi(PC + Hi-Fi)をテーマとして掲げている。そのため、3モデルはいずれもUSB端子を備えており、USBオーディオとして動作。ノイズの多いPC本体からの影響が抑えられるのが特徴。

 なお、3モデルとも推奨エージング時間が50時間以上とされている。


■ CARAT-UD1

使用イメージ

 USB 1.1で接続し、USBバスパワーで動作可能なDAC内蔵ヘッドフォンアンプ。DACには、TIのバーブラウン「PCM2704」を採用。RCAのアナログ音声出力端子を備えているほか、光デジタル音声出力も用意。DACとして使用できるほか、ヘッドフォンアンプとしても使用できる。ヘッドフォン出力はステレオミニと標準端子を用意。標準端子用のボリュームコントローラーも備えている。

 ヘッドフォン出力と背面のアナログRCA出力は、前面のセレクタで切り替え可能。アクティブスピーカーとヘッドフォンなどを接続したまま、手軽に切り替えられる。

 そのほかにも、OS-CONやWIMAなど、実績のあるオーディオ用パーツを投入。ケースは総アルミニウム製で、振動や共振、外来ノイズを排除する設計を採用。アルマイト加工も施し、耐久性を高めている。ボリュームノブはケースとの統一感を求め、英リアン製のものを使っている。

 外形寸法は75×110×31mm(幅×奥行き×高さ)。重量は200g。3M製の貼り付け型フットシールを同梱。出力は光デジタル音声、アナログ音声(RCA)、アナログ音声(ステレオミニ)、標準ヘッドフォン端子を各1系統用意。ヘッドフォンの対応インピーダンスは24~65Ω。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。Mac OS 9.1以降、10.1以降。別売のACアダプタでも動作する。

背面 内部

□製品情報
http://styleaudio.jp/php/ud1.php


■ CARAT-HD1

 前述のUD1をベースに、チューニングを施したモデル。「1日の温度差が激しい日本では、クロックを供給する水晶の精度に影響が出やすい」と分析し、TCXO(Temperature Compensated Xtal Oscillator)と呼ばれる温度補償型水晶発振器を導入。さらに、ヴィシェイの抵抗など、高品質なパーツを投入。音質を高めたという。

 その結果、コストが大きく上昇。それを抑えるために、「CARAT側にボリュームは必要ない」という試聴会での意見も取り入れ、ボリュームつまみは搭載していない。また、イヤフォン出力も標準プラグのみで、ステレオミニは省かれている。音量調節はソフトウェア側、もしくはHD1に接続したアクティブスピーカーやヘッドフォンアンプなどでの使用を想定しており、UD1と比べるとDAC寄りの製品となっている。

正面 背面

 外形寸法や重量、対応OSなど、主な仕様はUD1と同じ。PCとの接続はUSB 1.1で、バスパワー駆動が可能。別売ACアダプタでも動作可能。出力はアナログ音声(RCA)、標準ヘッドフォンを各1系統用意する。

□製品情報
http://styleaudio.jp/php/hd1.php


■ CARAT-HD1V

 前述のHD1に、ボリュームつまみを搭載してリファインしたモデル。そのため、コンセプトとしてはUD1と同じ、DACとしてもヘッドフォンアンプとしても使用できるモデル。「HD1は再生ソフトウェアや外部アンプで音量調整したいという要望に応える仕様だが、本体でも音量調整したいというご意見も少なくはないため、ボリュームつまみ付きバージョンを開発する事になった」という。

 ボリュームの追加は、回路が長くなるなど音質の劣化要因にもなるが、それを抑えるためのチューニングを実施したという。外形寸法や主な仕様はHD1と同じ。出力はアナログ音声(RCA)、標準ヘッドフォンを各1系統装備。オプションのACアダプタでも動作可能。重量は215g。交換用のボリュームつまみが2個付属する。

正面 内部

□製品情報
http://styleaudio.jp/php/hd1v.php

□Styleaudio(zionote)のホームページ
http://styleaudio.jp/

(2008年8月25日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.