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ベンキュージャパン株式会社は、DLPプロジェクタのエントリーモデルとして、HDMIも備えた短焦点モデル「MP512ST」など2製品を9月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「MP512ST」(パールホワイト)が69,800円前後、HDMI非搭載で焦点距離が従来モデル同等の「MP512」(ピアノブラック)が59,800円前後の見込み。
いずれも0.55型/解像度800×600ドットのDMDチップを搭載する、2007年12月発売「MP511+」の後継機種。光源に185Wのランプを搭載し、輝度を従来モデルの2,100ルーメンから2,200ルーメンに、コントラスト比を従来の2,000:1から2,500:1に向上させた。 両機種の違いとして、MP512STはF2.5で焦点距離10mm(35mm換算)という短焦点レンズを採用し、1mで55型の投射が可能。また、MP512STのみの特徴として、HDMI入力と、5W×2chのスピーカーを内蔵しており、ゲームでの利用も想定している。MP512のレンズはF2.6/焦点距離22mm(同)で、50型の投射距離は2m。 カラーホイールはRGBと白の4セグメントに、黄色とシアン(青緑)の各セグメントを追加した6セグメントカラーホイールを採用。従来のDLPプロジェクタでは実現できなかったパステルカラーを忠実に再現できるという。中間色の輝度を向上するTIの「BrilliantColor」技術も搭載している。さらに、パソコンで作成した色とスクリーン上の色をマッチングさせる独自技術を搭載。sRGBにも準拠する。 また、大型ファンの採用で動作音を低減。エコノミーモード時で26dB(前モデル28dB)、標準モード時は31dB(同32dB)とした。 壁面投射機能を搭載し、黒板などを含めた5色の壁面に対応。画面上に経過時間や残り時間を表示するプレゼンテーションタイマー機能も備える。冷却時間を従来の1/3まで短縮するというクイッククーリング機能も搭載する。 HDMI以外の映像入力は共通で、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、S映像、コンポジットを各1系統搭載。MP512STはステレオミニの音声入力も装備。また、両機種ともRS-232C端子を備える。消費電力は最大280W。外形寸法は255×214×90mm(幅×奥行き×高さ)で、重量はMP512STが約2.4kg、MP512が約2.2kg。リモコンが付属する。
□ベンキューのホームページ ( 2008年8月26日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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