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新型PSP「PSP-3000」は19,800円で10月16日発売
−「美・画面 PSP」 。PSPでトロ・ステーション観賞可能に


新型PSPを紹介するSCEのショーン レーデンプレジデント
10月16日発売

標準価格:19,800円


 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2日、PSPの年末戦略発表会で、「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の新モデル「PSP-3000」の具体的な発売日と価格を明らかにした。日本での発売日は10月16日。価格は19,800円。カラーリングは「ピアノ・ブラック」、「パール・ホワイト」、「ミスティック・シルバー」の3色。

 なお価格は、現行の「PSP-2000」から据え置きとなっている。4GBのメモリースティックPRO Duoやポーチ、D端子ケーブルなどをセットにしたバリューパックは24,800円で、従来より1,000円アップする。2GBのメモリースティックPRO Duoやポーチなどのアクセサリをセットにした「アクセサリーパック」は3,800円。

 ゲームソフトとのセットモデルも用意。「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム」とのセットは、11月20日発売で24,840円。「パタポン2 ドンチャカ♪」とのセットは11月27日発売で23,800円、「DISSIDIA FINAL FANTASY」(ディシディア ファイナルファンタジー)とのセットは12月18日発売で25,890円。

ピアノ・ブラック パール・ホワイト ミスティック・シルバー

 PSP-3000は8月21日に概要が発表されたが、具体的な発売日や価格は明らかにされていなかった。PSP-3000の外形寸法や液晶ディスプレイの大きさ、重量などは、従来の薄型PSP「PSP-2000」と同じ。PSP-2000の後継機種となるが、PSP-2000がすぐに販売終了となる事はなく、店頭在庫などでしばらくは併売され、順次PSP-3000に切り替わる。

 PSP-2000との最大の違いは、4.3型の液晶ディスプレイが強化されたこと。「携帯機器では最高クラスのコントラスト、応答速度、広色域を実現した」としており、従来モデル以上に自然で色鮮やかな映像が楽しめるという。反射低減技術も導入されており、明るい場所でも画面が見やすくなり、屋外での使い勝手が向上したとしている。

左がPSP-2000、右がPSP-3000。コントラスト比やカラーの鮮やかさなど、表示品質の違いは一目瞭然だ

 コントラスト比など、細かな数値は公表されていないが、実際の見てみると表示品質は大きく進化している。特に赤色の発色の鮮やかさが向上。トマトの赤の純度の高さや、奥に向かう微妙なグラデーションの変化も新型は豊かに描写している。黒い部分も良く締まっており、静止画表示で旧型と比べてみると新型の表示の方が立体感のある、奥行きを感じさせるものになっている。

 発表会場の照明では、映り込みの差を強く感じることは無かったが、屋外の太陽光の下では如実な違いが出るという。また、視野角の詳細は明らかにされていないが、見る角度を変えると新型は色の変化が少ないことが確認できた。新型ではゲームだけでなく、動画ファイルやUMDビデオの鑑賞などでも大きな表示クオリティの違いが実感できそうだ。

 なお、今後のゲーム開発などでは新型PSPの発色が基準になると思われるが、旧型PSP時代に開発されたゲームを新型でプレイすると、色味が異なって見えてしまう可能性もある。そこで、新型PSPには設定メニューの中にコントラスト比をあえて抑え、旧型相当の薄めの色合いに変更する機能があるという。

PSP-2000 PSP-3000 下側から撮影した画像。視野角も広くなっていることがわかる

 旧型とのそのほかの違いは、既報の通り。PSP画面をテレビ出力する機能では、ゲームのインターレース出力もサポート。画面の下左側に用意されている「HOME」ボタンの印刷が「PSボタン」へと変更され、形状も半月型から楕円形へと変化。形状の変化は「SELECT」、「START」ボタンも同様。マイクが標準搭載となり、PSPロゴマークの左側に配置。背面は、PSPロゴをとりまくシルバーリングのデザインが若干細くなっている。外形寸法は約71.4×169.4×18.6mm(縦×横×厚さ)。バッテリを含む重量は約189g。バッテリーパックは1,200mAh。

 同日には、PSP-2000と同様に、バッテリーカバーをセットにした2,200mAhの大容量バッテリの、新PSP用カラー(パール・ホワイト/ミスティック・シルバー)モデルも各5,500円で用意。クレードルはPSP-2000/3000両対応の「PSP-S410」(4,800円)、クレードルとD端子のセット「PSPJ-15017」(6,500円)、専用ポーチなども同日にリリースされる。

上が初代のPSP-1000。下段左がPSP-3000、右がPSP-2000。ボタンの形状やマイクの有無などの違いが確認できる 背面。左からPSP-3000、2000、1000。シルバーリングが3000のみ細くなっている。背面の膨らみはPSP-2000と同様に削られており、フラットになっている 厚さの比較。並びは左からPSP-3000、2000、1000


■ PSP向けネットワークサービスを強化

プロモーションコンセプトは「美・画面 PSP」

 同社のショーン レーデンプレジデントは、「液晶ディスプレイはPSPの顔であり、それをより高画質化した。マイクなども内蔵したのが新しいPSPだ」と、新モデルの特徴を解説。高画質にフィーチャーし、プロモーションコンセプトも「美・画面 PSP」を掲げて展開していくことを発表した。

 ネットワークサービスの強化も発表。2008年秋を目処に、PSPから直接PlayStation Network(PSN)に接続できるようにし、PlayStation Storeにアクセス。PS3と同様に、ゲームの追加コンテンツなどを取得できるようになるという。さらに、PS3で人気があり、PSNで日々様々なデータが更新されている「まいにちいっしょ」を、PSPでプレイできるようにする予定。トロ・ステーションなどもPSPから楽しめるようになるという。

 さらに、レーデン氏は、対戦ゲームなどで活用されているPSP同士のアドホック接続機能の強化も発表。現在のPSPは、PSP同士の無線LAN機能を使ってアドホック接続しているが、今後は自宅のPS3とPSPを無線LANでアドホック接続。PS3を介してPSNのサーバーにアクセスし、離れた場所にいる友人などと、PSPで対戦できるようになるという。言わば、PSP同士のネットワーク越しの対戦プレイを、PS3が橋渡しする格好だ。なお、こうした機能は旧型のPSPでもファームウェアのアップデートで対応できるようになる見込み。

PSPからPSNに直接アクセス可能に まいにちいっしょがPSPでプレイ可能に PSNを使い、インターネット経由でPSP同士が対戦できるようになる

発表会場には、セットモデルも用意される新作ゲームの試遊台も用意された

 レーデン氏は、PSP利用者の中で、「ゲーム以外の用途にPSPを使っていない」という人が16%に過ぎず、テレビ(ワンセグ)も楽しんでいる人が25%、Webブラウジングが39%、写真が46%、動画が58%、音楽の再生が69%にのぼっているというデータを紹介。多様な使い方をされていることから「PSPをプレイステーション・パーソナルと呼んでもいいほど、人によって異なる使い方をしていただいている。ゲーム機であると同時に、今後もユーザーのライフスタイルの道具でありたい」と語った。

 国内のPSP販売状況は、ハードウェアが1〜8月で247万台(前年同期比189%)、4〜8月で143万台(同227%)。据え置きゲーム機も含めた、ゲーム機全機種において販売台数1位を獲得。累計1,000万台も達成した。2007年9月に「PSP-2000」を投入以降、右肩上がりを続けており、ソフトウェアもハードの動きに合わせて好調に推移。1月〜8月で666万枚(前年同期比171%)、4月〜8月で419万枚(同242%)を達成したという。レーデン氏は「典型的なポジティブ・スパイラルを生み出している」と分析。PSP-3000の投入で、好調を維持していく考えを示した。

□SCEのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□ニュースリリース(PSP-3000/PDF)
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/080902b.pdf
□ニュースリリース(ワイヤレスヘッドセット/PDF)
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/080902a.pdf
□関連記事
【8月21日】SCE、液晶ディスプレイを強化した新型PSP「PSP-3000」
−10月発売。マイク内蔵でゲームのインターレース出力可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080821/sce1.htm
【2007年8月9日】新型PSP「PSP-2000」とワンセグ機能に触れた
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070809/psp.htm
【7月17日】SCE、薄型の新「PSP」国内発売は9月20日。19,800円
−新PSP専用ワンセグチューナも6,980円で同日発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070717/sce.htm

(2008年9月2日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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