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ソニーは、ICレコーダの新モデルとして、UXシリーズ3モデルを10月21日に発売する。メモリ容量4GBの「ICD-UX91」と、2GBの「ICD-UX81」、1GBの「ICD-UX71」を用意。価格は全てオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ20,000円前後、15,000円前後、10,000円前後の見込み。カラーリングは、4GBモデルのみがブラック。そのほかの2モデルにはシルバー、ホワイト、ピンクのバリエーションを用意する。 また、アナログテレコからの乗り換えを想定し、PCとの接続に対応しないシンプル機能な「ICD-AX70」も10月下旬に発売する。1GBメモリ内蔵で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は10,000円前後の見込み。カラーリングはシルバーとピンク。
■ UXシリーズ ステレオマイクを内蔵し、MP3形式での録音が可能なICレコーダ。ボイスレコーダとしての使い方をメインにしながらも、生演奏の録音や語学学習などにも使える多用途なモデルと位置付けられている。また、1GBメモリ内蔵モデル「UX71」を実売10,000円程度に抑えることで、若年層に向けてもアピールする。 従来モデルからの機能強化ポイントとして、MP3以外に、WMAファイルの再生にも対応。MP3/WMAプレーヤーとしても使えるようになった。ただし、WM DRMには対応していない。ステレオイヤフォンが付属する。 上部にステレオマイクを内蔵。録音モードは、LP/SP/STLP/STSP/STの5モードで、プロジェクタやエアコンのファンノイズを低減するローカットフィルタを装備。再生時には、人の声の帯域以外を低減する「ノイズカット機能」も備えている。
ライン入力からの録音も可能。シンクロ録音機能や、無音部分を検知してファイルを自動分割する機能も備えている。出力90mWのスピーカーも内蔵する。 液晶ディスプレイは漢字表示にも対応。本体にUSB端子を備えており、ケーブルなどを使わずにPCと接続可能。USB接続用補助ケーブルも同梱する。 単4電池1本で動作可能。単4のニッケル水素充電池を1本同梱しており、USB経由で充電が可能。アルカリ電池利用時の電池持続時間は、STモード録音時で14。5時間、音楽ファイル再生時で44.5時間(ヘッドフォン)、18.5時間(スピーカー利用)。 外形寸法は、34.4×99×13.4mm(幅×高さ×厚み)、重量は約48g(電池含む)。ヘッドフォンやキャリングケースが付属する。
■ ICD-AX70
アナログテープレコーダからの買い替えを想定したモデル。実売10,000円程度という低価格と、Bシリーズと比べて40%大型化した液晶ディスプレイを使った見やすい表示などが特徴。テープレコーダは録音中にテープが回っている様子が見え、「しっかり録音できている」という安心感があるが、それをICレコーダでも実現するため、録音中に赤く光る録音ボタン、緑色に光る再生ボタンを採用。ひと目で動作の確認が行なえるのもポイントとなっている。 上部にステレオマイクを装備。マイク端子も備えており、単一指向性マイクも同梱している。背面にスタンドを内蔵しており、机などに置く際にマイク部が持ち上がった状態で設置できる。角度がつくことで集音効果がアップすると同時に、机を伝わる振動ノイズを低減する効果があるという。 片方をICレコーダのヘッドフォン端子に接続、もう片方をテープレコーダのマイク端子に接続することで、ICレコーダで録音した音声をテープでダビングできる、ダビング用音声ケーブルも同梱。変換プラグやダビング方法を記したガイドも付属する。このケーブルを用いて、他のプレーヤーからICレコーダへのダイレクト録音も行なえる。 録音モードはLP/SP/STLP/STSP/STの5モード。録音はMP3で行なっているが、PCとの接続はできないため、ユーザーがファイルとして見ることはできない。電源は単4電池2本を使用。LPモード時の連続録音時間は約65時間、STモードで40時間。 出力300mWのモノラルスピーカーを内蔵。外形寸法は約46×115.5×22mm(幅×高さ×厚み)、重量は約85g(電池含む)。ステレオヘッドフォンや、キャリングケースが付属する。
□ソニーのホームページ
(2008年9月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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