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ハーマンインターナショナル株式会社は、JBLの新スピーカー「TSシリーズ」4製品とフロアスタンドを9月中旬より発売する。 JBLの伝統を引き継ぎながら、家具のようなデザインや仕上げを施した「ラグジュアリーな」スピーカーシステム。フロア型の「TS8000」、「TS6000」と、ブックシェルフ型の「TS600」、センタースピーカー「TS60」の4モデルをラインナップ。TS600専用スタンドも用意される。
キャビネットデザインは、小型スピーカー「Control」やハイエンドスピーカー「K2」、さらにフラッグシップ機の「EVEREST DD55000/DD66000」を手がけたDaniel Ashcraft氏が担当。システムエンジニアリングは、EVERESTやK2を手がけたグレッグ・ティンバース氏が担当した。 シリーズ全機種の全ユニットのコーン/ダイアフラム素材として、分割振動の少ない低歪再生を可能とするマグネシウム合金(Mag-Alloy)振動板を採用。メタル系ドーム振動板でありながら、癖のない自然な音と全帯域の音色バランスの統一を実現したという。 ウーファは、TS8000が200mm径の「TS8J」を、TS6000/TS60には165mm径/16Ωの「TS6J」、TS600には165mm径/8Ωの「TS6H」を搭載する。 いずれも新デザインのフロントガスケットと一体成型のNBRラバー製ハーフロールエッジにより、エッジの輻射を抑制。リニアリティの高い振幅特性が得られる新開発のプログレッシブ・ロールダンパーを採用している。 ミッドレンジは100mm径の「TS4H」、ツイータは25mm径の「LR1AIMg」を採用。ミッドレンジとツィータユニットは、アルミダイキャスト製のフェイスプレート/モジュールベースで固定。高いトランジェント特性を達成している。
キャビネット内部は、内部定材波の発生を防ぐ、不等辺六角柱構造を採用。各パネル面はMDF材を使用。ラウンド加工により厚さを変え、固有振動を排除しているという。トップボードにはSonoClass製のブルノーズ式トッププレートを装着している。 フロア型のTS8000/TS6000では、底面にダイキャスト製脚ベースと、ラバーフットを装備。真鍮製のスパイク受けコースターも付属する。TS600には別売スタンド「TS600 STAND」を用意する。センタースピーカーのTS60では、スライドロッド型の脚部を採用し、上向きの仰角調整を可能としている。
□ハーマンインターナショナルのホームページ ( 2008年9月5日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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