ティアック、94万5,000円のステレオパワーアンプ －純A級。Master Sound Works第4弾

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10月上旬発売 標準価格：94万5,000円

　「マスターテープならではの豊かな音楽情報を余すことなく伝える」という構想「Master Sound Works」の第4弾モデル。定格出力は50W×2ch(8Ω時)、100W×2ch(4Ω時)。BTL動作も可能で、200W(8Ω時)のモノラルアンプとしても動作する。最大出力は77W×2ch(8Ω)、127W×2ch(4Ω)。

ブラックアルマイト処理された大型ヒートシンクを備える

　ステレオアンプだが、各チャンネルに独立した専用電源部を装備し、大型トロイダルトランスもL/Rに独立して搭載するなど、「L/Rデュアル・モノ思想」を徹底したモデル。電源トランス部、電源回路部、電圧増幅段、電流増幅段も専用のコンパートメントに分離。電気的な相互干渉を防いでいる。

　歪みの少ない純A級アンプを採用。 瞬間的な大音量時の追随性や、純度の高い表現力を追求したという。電流増幅段の出力段には、連続動作で17A、瞬間動作では34Aの電流供給能力を持つ大型トランジスタを、 各チャンネルに5パラレル・プッシュプルで搭載。ドライブ能力を高めている。

　入力端子はRCAとXLRを各1系統装備。RCA端子にはエソテリックオリジナルのものを使用。スピーカーターミナルには、導体コア部分に純銅と金メッキを使用し、導電性能を高めたWBT製「nextgen WBT-0710Cu」を使用している。

　内部回路は、回路ごとに2mm厚の鋼材でセパレート化。 ボトムシャーシには5mm厚鋼材を使用するなど、回路間の相互干渉を防ぎ、内部/外部振動による共振も低減している。内部シャーシはブラスト仕上げ。フロントパネルには20mm厚のアルミ材を、天板には5mm厚の鋼材を使っている。インシュレータは鋼ピンポイントフットの4点支持。

　周波数特性は5Hz～100kHz。S/N比は117dB以上。高調波歪率は0.009%。消費電力は400W。消費電力を220Wに抑えつつ、機器をウォーミングアップするモードも備えている。外形寸法は445×430×220mm(幅×奥行き×高さ)。重量約38kg。

□ティアック エソテリック カンパニーのホームページ
http://www.teac.co.jp/audio/esoteric/index.html
□製品情報
http://www.teac.co.jp/audio/esoteric/a03/index.html

(2008年9月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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