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米Dolbyは、放送機器やポータブル機器などでの展開を想定したMPEG-4 HE-AACベースの音声技術「Dolby Pulse」(ドルビーパルス)を発表した。 Dolby Pulseは、MPEG-4 HE-AAC(High Efficiency Advanced Audio Coding)との互換性を保持しながら、さまざまなメタデータを定義したオーディオ形式。欧州のデジタル放送などでの採用を目指している。 ドルビーデジタルやドルビーデジタル・プラスより低ビットレートで、マルチチャンネル放送などが可能。また、放送ストリームに埋め込まれたダイアログ正規化パラメータにより、ダイナミックレンジを維持しつつ番組の音量を自動調整できるなど、独自のメタデータを定義している。 Dolby PulseはEICTA、フランスおよびスペインのHDフォーラム、NorDigなど欧州の主要な業界団体によって策定されたHDTV規格に対応。ドルビーでは、今後業務用製品各種において、Dolby Pulseをサポートするとともに、ファイルベース/リアルタイムのDolby Pulseエンコードアプリケーション向け業務用製品開発キットを2009年にライセンス供与予定としている。 □ドルビーのホームページ ( 2008年9月18日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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