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ソニー、倍速駆動対応フルHD SXRDプロジェクタ「VW80」
-756,000円。実売30万円の「HW10」も


ディーラーコンベンション 2008に展示されたVW80(左)とHW10(右)

10月20日より順次発売

標準価格:756,000円(VPL-VW80)
     オープンプライス(VPL-HW10)


 ソニーは、フルHDのSXRDパネルを採用したプロジェクタ2モデルを10月20日より順次発売する。

 上位モデルの「VPL-VW80」は、120Hz表示に対応し、残像感を低減する「モーションフロー」を搭載。11月20日に発売し、価格は756,000円。エントリーモデルの「VPL-HW10」は10月20日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30万円前後の見込み。


■ VPL-VW80

VPL-VW80

 0.61型/1,920×1,080ドットの反射型液晶パネル「SXRD」を搭載したフロントプロジェクタ。パネルは新開発のもので、120Hzの倍速フレームレート表示に対応し、残像感を大幅に低減している。画素間スペースを0.25μmと従来の0.35μmより縮小し、より滑らかな映像を実現可能としたという。応答速度は2ms。

 残像感を低減する独自の動画応答改善技術「モーションフロー」を搭載。撮影映像に起因するぼけを補正する「モーションエンハンサー」を備えている。さらに、プロジェクタ専用の「フィルムプロジェクション」機能も装備し、フレームごとの映像処理を行なうことで、よりくっきり、はっきりした映像再生を実現できる。フィルムプロジェクションは3つのモードを選択できる。

 新パネルと動的絞り機構「アドバンスド・アイリス2」を採用。さらに光学ユニット内の特殊フィルタと光学補償板の導入により、漏れ光を徹底的に低減し、コントラスト比6万:1を実現(アドバンスド・アイリスオートモード1選択時)。アイリスも、シーンの明暗を検知して絞りを動的に制御するとともに、映像にも電気的な補正を施して、より自然な階調表現を実現しているという。輝度は800ルーメン。

 新開発のARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズを搭載し、ズーム倍率は光学1.6倍(F2.5~3.4)。電動ズーム機構に加え、上下65%、左右25%の電動レンズシフト機構も備えている。すべてのレンズに前面マルチ反射防止コーティングを施して、高い解像度を実現している。投射サイズは40~300型。電源ON/OFFに連動するレンズプロテクターも備えている。光源は200Wの高圧水銀ランプ。交換用ランプ「LMP-H201(36,750円)」も用意される。

ディーラーコンベンション2008に展示された「VPL-VH10」 開発のARC-Fレンズを搭載する 交換用ランプ「LMP-H201」

 映像エンジンとして「ブラビアエンジン 2」を搭載。VW80のフレームレート処理に最適化したほか、ダイナミックレンジやシャープネスの調整範囲を拡大している。24p入力にも対応。7つのガンマモードを選択可能となっている。

天板はミッドナイトブルー 新型のリモコンを採用する

 ボディは天板をミッドナイトブルーとしたほか、曲線をとりいれたデザインを採用することで、圧迫感を低減。入力端子はDeep Colorとx.v.Colorに対応したHDMI入力を2系統装備するほか、コンポーネント、S映像、コンポジット、アナログRGB/コンポーネント共用のD-Sub 15ピンを1系統装備する。HDMIはブラビアリンクにも対応。トリガー端子(ミニジャック)×2やリモート端子(RS-232C)も備えている。

 筐体内のエアフローを最適化し、ファンを低回転化。風切音や駆動音を低減し、ファンノイズ約20dBまで低騒音化している。消費電力は最大320W(スタンバイモード時約8W/エコモード時約0.5W)。外形寸法は470×482×179mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12kg。シャープネスや明るさを直接調整できるダイレクトボタンやブルーバックライトを備えた新型リモコンが付属する。



■ VPL-HW10

VPL-HW10

 0.61型/1,920×1,080ドットのSXRDパネルを搭載したフルHD SXRDプロジェクタのエントリーモデル。倍速駆動の「モーションフロー」には対応しないが、入力信号の輝度レベルに応じて絞りを自動調整する「アドバンスト・アイリス2」や、ランプから光学ユニットを経由して送られてくる光の方向を整える「ハイコントラストプレート」の採用により、コントラスト3万:1(アドバンスド・アイリスモード1選択時)を実現する。輝度は最高1,000ルーメン。

 レンズは、光学1.6倍(F.2.5~3.4)のズームレンズ。ズームは手動。上下65度、左右25度のレンズシフト機構も備えている。光源は200Wの高圧水銀ランプ。交換用ランプ「LMP-H201(36,750円)」も用意される。映像エンジンは「ブラビアエンジン 2」を搭載する。

 ボディカラーはブラック。入力端子はHDMI×2と、コンポーネント×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログRGB/コンポーネント共用のD-Sub 15ピン×1を装備。リモート端子(RS-232C)も備えている。

 エアフローの最適化や新ランプハウジングの採用により、ファンノイズを22dBまで低減。消費電力は最大300W(スタンバイモード時約8W/エコモード時約0.5W)。外形寸法は407.4×463.9×179.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約10kg。リモコンが付属する。

ディーラーコンベンション2008に展示された「VPL-VW80」 光学1.6倍(F.2.5~3.4)のズームレンズを搭載 リモコン

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200809/08-0918/
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( 2008年9月18日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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