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株式会社日立製作所は、さまざまな解像度の映像を高精細化する超解像技術を開発し、9月30日から千葉県の幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2008」に出展する。 新技術では、特定の解像度の映像を固定倍率で高精細化する従来の方式ではなく、独自の信号処理技術を用いることで、解像度に応じた最適な倍率で高精細化するという。 SD解像度の映像の高画質化だけでなく、HD映像にも適応可能。解像度に応じて最適な倍率で、遠近感を損なわずに高精細化し、SD画質の映像を放送局でHDにアップコンバートしている場合でも本来の解像度に応じた適切な高精細化処理を行なう。スタジオ収録のHD映像と、中継先のSD映像などが混在するテレビ映像や、同一画面上に異なる解像度の映像がはめこまれている映像でも画質の向上が図れるという。 また、画像のボケを改善する領域とボケを残す領域を区別して超解像処理を行なうため、遠近感を保ったまま、高精細化できるとしている。今後は、信号処理アルゴリズムの最適化や専用LSIの開発に取り組み、テレビなど映像製品への搭載を目指す。 □日立製作所のホームページ ( 2008年9月24日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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