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三洋、地デジ移行を見込んだVICS受信チューナLSI
-CMOSプロセス採用でパッケージを小型化


LC01700PW/PFN

9月出荷開始

サンプル価格:500円


 三洋半導体株式会社は、VICS受信に必要な機能を内蔵したFM多重チューナLSI「LC01700PW/PFN」を9月より量産開始した。サンプル価格は500円。

 現在のカーナビにおけるVICS受信はアナログテレビチューナで兼用している場合が多いが、同社では2011年の地デジ放送完全移行で新たにVICS受信専用のチューナが必要になることを見込んで、商品開発を進めていたという。

 VICS受信用LSIで初というCMOSプロセスを採用し、必要機能を1チップに内蔵。小型パッケージ化、低消費電力化を実現した。また、同社従来品と比べ、約20%の部品数削減による低コスト化にも成功した。

 可変利得ローノイズアンプを内蔵し、入力信号レベルに応じたゲインコントロールを行なうことができる。また、独自のVCO回路を採用し不要輻射を低減させたことで、セット内の部品レイアウトの自由度が上がり、設計が容易になるという。

 外形寸法は、1700PWが9.0×9.0×1.7mm(縦×横×厚さ)、1700PFNが6.0×6.0×0.8mm(同)。


□三洋半導体のホームページ
http://www.semic.sanyo.co.jp/index.htm
□ニュースリリース
http://www.semiconductor-sanyo.jp/release/2008/080924lc01700.asp

( 2008年9月24日 )

[AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]


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