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株式会社ポニーキャニオンは、テレビアニメ「狼と香辛料」を2009年1月30日にBlu-ray Disc BOXで発売する。全13話収録で4枚組。価格は33,600円。2009年3月末日までの期間限定生産となっている。
シリーズ第2期の製作も決定している作品だが、BD-BOXには、第1期シリーズ全13話を全て収録。片面1層ディスクの4枚組となる。DVDは6巻構成で発売中。DVDを全て限定版で購入すると36,015円(第1巻:7,140円/第2~6巻:各5,775円)になるため、BD-BOXの方が低価格になる。ただし、DVDの限定版にはジグソーパズルなど、特典グッズが付属する。
もともとハイビジョン解像度で製作された作品であり、BD-BOX化にあたってはHDマスターからダイレクトオーサリング。より高画質な映像が楽しめるという。 インナージャケットは、原作小説でイラストを手掛ける文倉十の描き下ろし。特典として、特製収納BOXが付属するほか、カラーブックレットや24枚の特製ブロマイドと、フォトスタンドも同梱。DVD版のジャケットに使われたイラストカード6枚も付属している。 1月からチバテレビなど、UHF系で放送されたテレビアニメシリーズ。既刊5巻で累計80万部を記録する、電撃文庫の同名ライトノベルが原作。“剣と魔法”が登場しない新感覚ファンタジーとして、独特の存在感を発揮している。 馬車で各地を巡る行商人クラフト・ロレンスは、収穫祭に沸くパスロエの村を発つ道すがら、荷台に積んだ麦束に埋もれて眠る少女を見つける。狼の耳と尻尾を持つ美しい少女は、自らを豊作を司る神“ホロ”だと名乗った。
「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」老獪ともとれる話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。ホロが本当に豊穣の狼神なのか疑いつつも、北の故郷へ帰りたいという彼女の言葉に絆され、共に旅することになるのだが……。
少女の姿をした賢狼ホロの老獪かつ快活な話術に対し、沈着に振る舞うロレンスの狡猾な掛け合いと、芽生える淡い恋愛が魅力の作品。「私」を「わっち」、「貴方」を「ぬし」、語尾を「~でありんす」でまとめる、ホロの独特のおいらん口調が愛らしい。一方で、中世ヨーロッパの生活をリアルに描写。行商の途中で巻き込まれる金銭絡みの事件などもスリリングに描かれている。
□ポニーキャニオンのホームページ
(2008年10月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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