エンティス、P2P対応のネットワークプレーヤーキット －1080p/DLNA対応。HDDを追加してコンテンツ保存可能

筐体収納タイプの「A-110」

11月上旬出荷開始 直販価格：各27,800円

　株式会社エンティスは、1080pのHDコンテンツ再生とインターネットコンテンツやP2Pサービスに対応したネットワークメディアプレーヤー「PopcornHour」(ポップコーンアワー)シリーズ2機種を11月上旬より販売する。

マザーボードタイプ「B-110」

　筐体収納タイプの「A-110」と、自作用マザーボードタイプの「B-110」の2タイプを販売。価格は共通で27,800円。10月29日より同社直販サイトにて、予約販売を開始する。

　DLNAなどのホームネットワークに対応したメディアプレーヤーキット。ホームネットワークに接続することで、LAN HDDやPC内に保存したコンテンツを、ネットワーク上のテレビやプロジェクタなどで視聴できる。

　本体にHDDは装備されていないが、市販のシリアルATA HDDを追加して、本体に直接コンテンツを保存することも可能。

　基本性能は共通。メインチップとしてSigma Design製のメディアプロセッサ「SMP8635」を搭載。HDMI出力端子を備え、1080pまでのHDコンテンツの再生に対応した。またインターネット経由でYouTubeなどの様々なWebサービスや、BitTorrentのP2Pダウンロードも利用することができる。

　対応フォーマットは動画がMPEG-1/2/4、MPEG-4 AVC/H.264、WMV9、VC-1、XviDなどで、AVCHDフォーマットもサポート。音声がAAC、MP3、WMA、FLAC、OGG Vorbisなど。静止画はJPEG、BMP、PNG、GIFをサポートしている。対応著作権管理方式は、Cardea DRM(WMDRM-ND)。

　Ethernetを搭載。出力端子はHDMI 1.3aのほか、コンポーネント、S映像、コンポジット、光デジタル音声出力端子を各1系統装備。またUSB 2.0コネクタも備え、マスストレージクラスに対応する。付属品は赤外線リモコンなど。

　A-110の外形寸法は約270×132×32mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は約1kg。

　マザーボードタイプのB-110は、汎用のMini-ITXケースに内蔵して利用できる。A-110と同様の端子に加え、同軸デジタル出力も搭載するほか、ストレージ用の端子もUSBコネクタを4基、シリアルATA端子を2基装備、IDE端子を1基備えており、拡張性を持たせた作りとなっている。

□エンティスのホームページ
http://www.entis.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.entis.co.jp/news/documents/popcornhour_20081029/index.html
□直販サイト「BayCraft」
http://www.baycraft.jp/
□関連記事
【2007年4月27日】エンティス、メディアプレーヤー自作キットを発売
－MicroATXサイズのボードにHDDなどを追加
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070427/entis.htm

( 2008年10月29日 )

[AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]

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