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株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、人気ゲームを原作とした、フル3DCG映画「バイオハザード ディジェネレーション」を12月17日に、Blu-rayとDVD、UMDビデオの3フォーマットで発売する。BDビデオ版には、フィギュア付きのBOX版も用意。価格はBD単品版が5,980円、BOXが12,800円、2枚組のDVDが4,980円、UMDビデオが3,990円となる。発売元はバイオハザードCG製作委員会。
BD版は、単品/BOXのどちらもディスクは本編ディスクのみで、そこに特典映像も収録している。DVDは本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典映像はBD/DVDでほぼ共通で、メイキングやキャラクターのプロフィール、レオン役のモーションキャプチャーを担当したスタッフが、レオンになりすましてインタビューに答えるコンテンツ、本編のカットを組み替えたものに、おバカな台詞をあてた「ギャグ映像」4種類も収録。さらに、劇場で本編終了後に上映された、ゲーム版最新作「バイオハザード5」の特報映像も収録する。 また、BD版のみの特典映像として、PinP(子画面表示)で「アニマティックス」、「モーションキャプチャー」、「ストーリーボード」を比較できるコンテンツを収録。「ストーリーボード」は映画の下書きとも言える絵コンテ。「モーションキャプチャー」は、人間の動きをデジタルデータとして取り込み、3DCGのキャラクターに演技をさせる工程。「アニマティックス」は各シーンを検討するために、低クオリティのCGで映画を暫定的に作り上げた映像。完成までの過程を3つの角度から観ることができる。
BD BOXに付属する「G-フィギュア」は、竹谷隆之のイラストをもとに、谷口順一氏が制作。BOXには竹谷氏の原型原画の複製や、特製ブックレットも付属する。また、DVD版には初回限定で、スーパージュエルパッケージが付属する。
'96年に発売されて以来、全世界で3,500万本を越えるセールスを記録している「バイオハザード」シリーズ。「ディジェネレーション」は、初のフルCG長編作品として10月に日本先行で劇場公開されたばかり。監督は「L Change the WorLd」で特撮監督を務めた神谷誠。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の菅正太郎が担当。制作は「アップルシード」シリーズを手掛けたデジタル・フロンティアが務めている。エンディング曲は土屋アンナ。 ラクーンシティで起きた「アンブレラ事件」。最大手製薬会社アンブレラ社が生み出した「t-ウィルス」には生物を凶暴化させる効果があり、ウィルスの感染拡大により住民がゾンビ化。米国政府は滅菌作戦を実行し、ラクーンシティは消滅した……。その忌まわしい事件から7年。アメリカ中西部の空港。バイオテロや薬害被害者救済を行うべく、NGOに所属していたクレア・レッドフィールドは、空港利用客の中にゾンビを発見。その後、続々と一般客や空港職員が感染していき空港内は大パニックとなる。 飛行中の旅客機内にもウィルス感染者がおり、緊急着陸することに。だが、旅客機はパニック客がひしめくロビーへ激突。機内からはゾンビ化した乗組員や乗客があふれ出た。合衆国大統領は直轄のエージェント、レオン・S・ケネディに任務を授け、事態鎮圧の特別指揮官として空港へ向かわせるのだが……。 シリーズ最大のセールスを記録した「バイオハザード2」の7年後を描いた作品。ファンの中でも人気の高いレオンとクレアが主人公として登場。オリジナルキャラとして、兄思いのヒロイン・アンジェラも登場する。なお、ゲームシリーズには英語音声しか収録されていないが、映画版には日本語吹き替えが用意されており、レオン/クレアの日本語の声が初めて聴けるという。 なお、2009年3月12日発売予定のゲーム「バイオハザード5」と、今回のBD/DVD/UMDいずれかを購入すると参加できる「デュアル・インパクト・キャンペーン」の実施が決定。ホームシアタースピーカーなどが当たるほか、映画会社試写室のを貸し切って「バイオハザード5」が体験できるという「プレミア賞」などが用意される。詳細は専用サイトに公開されている。 (C)2008 カプコン/バイオハザードCG 製作委員会
□SPEのホームページ
(2008年11月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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