◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
2008 秋のヘッドホン祭【ゼンハイザー/完実/その他編】
−無線イヤフォンやNuForce初のポータブルアンプなど


会場内の様子
11月16日開催

入場料:無料

会場:中野サンプラザ 15階


今回の「秋のヘッドホン祭」では、15階の4ルーム全てを貸し切って開催された

 東京・中野にあるAV機器の専門店フジヤエービックのデジタルスタイルショップが主催する「秋のヘッドホン祭」が11月16日の日曜日、中野サンプラザにて開催された。入場料は無料。

 約30社が集まり、国内外の高級ヘッドフォンや、ヘッドフォンアンプ、カナル型イヤフォンなどが多数展示されるイベント。ここではゼンハイザーやzionoteのワイヤレス・カナル型イヤフォンなど、新製品を中心に会場レポートをお届けする。


■ 無線カナル型イヤフォンが2機種登場

ゼンハイザーの「MX W1」

 ゼンハイザージャパンのブースでは、2008 International CESなどで展示された、ゼンハイザーのワイヤレスイヤフォン「MX W1」が参考展示されている。早ければ年内にも国内発売する予定で、価格は6万円程度を予定している。

 米Kleer(クリアー)の無線オーディオ伝送技術「Kleer」を採用しているのが特徴で、2.4GHz帯の無線を使って、16bit/44kHzの音声を非圧縮でそのまま伝送できる。BluetoothのようにSBRに変換することなく、音質の劣化を防げるという。また、1台の送信機から4チャンネルを同時送信でき、ステレオイヤフォンで受信する場合は2ch×2個で、2台のイヤフォンで同時受信できる。

 「MX W1」は左右のイヤフォンが分離した仕様で、各イヤフォンにバッテリとレシーバを内蔵している。イヤーピースの上部に突起があり、耳の上側に引っ掛けるようにして装着する。イヤフォン内蔵バッテリの持続時間は2〜3時間程度だが、持ち運べる小型充電台が付属。充電台の中にバッテリが入っており、イヤフォンを収納すると同時に充電可能。3回の充電ができるため、10時間程度の使用が可能になるという。送信ユニットの持続時間は5〜6時間。

イヤーピース部。上部の突起に耳の上側を引っかけるようにして装着する ケースを兼ねた充電台。台の中にバッテリを内蔵し、収納したイヤフォンを充電できる。台を使わない充電も可能 送信ユニット。プレーヤーとの接続にはステレオミニを使用する

 ほかにも、カナル型イヤフォンの新製品「IEシリーズ」3モデルが登場。12月の発売を予定しており、価格は「IE6」が2万円程度、「IE7」が3万円程度、「IE8」が4万円程度を予定。いずれもダイナミック型ユニットを搭載。なお、「IE6」には同価格のトラベルバージョン「CX6」も用意。キャリングケースを小型にして、航空機用プラグアダプタが付属する。

IEシリーズ3モデル。左からIE6、IE7、IE8 IE6のトラベルモデル「CX6」

 zionoteのブースでも、Kleerを使ったDigiFiのワイヤレスイヤフォン「Opera S1」を展示している。年内の発売を目指しており、価格は12,800円を予定。実売は9,800円程度になる見込み。受信ユニットと左右のカナル型イヤフォンがケーブルで接続されているのが特徴。なお、米国で人気を集めているSleek Audioのワイヤレスモデル「Sleek Wireless」も、送受信部分はOperaと同じものを使っているという。

DigiFiのワイヤレスイヤフォン「Opera S1」 イヤフォン部は受信ユニットとケーブル接続されている 送信ユニット

□関連記事
【1月14日】【2008 CES】【その他編2】
低価格テレビも120Hz化の流れ
−高音質な無線音楽伝送Kleer対応製品など
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080114/ces22.htm
【1月11日】【2008 CES】【EZ】新たな展開を見せるオーディオの世界
〜 快適さを求める飽くなき挑戦 〜
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080111/zooma340.htm


■ NuForce初のポータブルアンプ

NuForce初のポータブルアンプ「icon Mobile」

 完実電気のブースでは、デジタルアンプで知られるNuForce初のポータブルアンプ「icon Mobile」が参考展示された。2009年1月の発売を予定しており、価格は15,000円前後を予定している。充電池を内蔵しており、屋外で使用可能。充電はUSB経由で行なう。

 手のひらサイズのコンパクトさと、薄型筐体が特徴。2系統のアナログ入力と、1系統のヘッドフォン出力を備えており、80mW×2ch(16Ω時)のヘッドフォンアンプとして利用可能。さらに、DACも内蔵し、PCと接続するとUSBオーディオインターフェイスとしても動作する。DACの対応サンプリングレートは16bitの44.1/48kHz。入力1系統はマイクに利用し、ボイスチャットなども可能だという。

 なお、NuForceと聞くとこのポータブルアンプもデジタルアンプと考えてしまうが、展示されたプロトタイプはAB級回路を内蔵したものだという。しかし、完全なプロトタイプであるため、実際の製品がこれと同じ仕様になるとも限らないという。

iPhone 3Gとの比較 イヤフォン出力×1系統と、アナログ入力×2系統を備えている 充電はUSB経由で行ない、USBオーディオとしても動作する

 さらにNuForceからは、こちらも初のカナル型イヤフォンが登場。「NE-8」と呼ばれるモデルで、2009年初頭の発売を予定。価格は1万円程度になるという。

 ほかにもブースでは、NuForceのコンパクトなデジタルアンプ「icon」と、専用スピーカー「S-1」を組み合わせた再生デモや、USB経由で再生音を取り込めるPro-Ject Audio Systemsのレコードプレーヤー「DEBUT 3 USB」などが紹介された 。

NuForce初のカナル型イヤフォン「NE-8」 NuForceのコンパクトなデジタルアンプ「icon」と、専用スピーカー「S-1」のデモ Pro-Ject Audio Systemsのレコードプレーヤー「DEBUT 3 USB」


■ そのほかの新製品など

 ゼネラル通商のブースでは、スウェーデンのイヤフォンメーカーJAYSの既発売モデル「q-JAYS」、「d-JAYS」を紹介。さらに、国内未発表のヘッドフォン「c-JAYS」も展示されている。2009年1月〜2月の発売を予定しており、価格は15,000円〜25,000円程度。S/M/L、3サイズのイヤーパッドを同梱しているのが特徴で、イヤーパッドの大きさによりデザインや再生音が大きく変わるという。

JAYSのヘッドフォン「c-JAYS」。イヤーパッドの大きさで音やデザインが変わる d-JAYS

 イーサプライズのブースでは、フィリップスのカナル型イヤフォン2機種を参考展示。SHE「9550」と、SHE「9620」で、どちらも1月中旬頃の発売を予定。価格は「9550」の方が4,000円前後、「9620」が5,000円〜6,000円程度の見込み。上位モデルは女性にも好まれそうな鮮やかなカラーリングを採用している。

フィリップスのカナル型。左側がSHE 9620、右がSHE 9550

OJIでは、ポータブルヘッドフォンアンプ「imAmp」のカスタマイズモデルや、iPodのDock端子からライン出力を取り出し、ポータブルアンプを接続するためのケーブルなどの製品を展示。ケーブル類には特殊なフィルタを内部に配置しており、ポータブル機器からのノイズを除去。クリアな音に変えてアンプへと接続するという。端子部にはコバルトを使用 AKGの業務用モニターヘッドフォンも参考展示された。型番は「K 271 MK II」と「K 240 MK II」で、2009年初頭の発売。価格はどちらも3万円程度になるという
M-Audioは、10月末から発売している、Ultimate Ears製のカナル型「Metro.fi」シリーズを紹介。各モデルにiPhone用マイクを搭載した型番に「v」が付くバージョンを用意しているのが特徴。価格も4,000円〜1万円程度に抑えられている スウェーデン、PRIMAREの一体型オーディオ「DVDI-10」(予価357,000円)。CD/DVDプレーヤー、アンプ、チューナを内蔵。HDMI出力も備え、1080pへのアップスケーリング出力が可能
ケンウッドのデスクトップオーディオシステム「Prodino」も注目を集めていた。さらに、同社ブースで、トリオ時代のコンデンサ型ヘッドフォン「KH 800」を発見。数十年前のモデルだが、実はケンウッドが用意したものではなく、イベントの一般参加者の私物。「このヘッドフォンはここ(ケンウッド)のブースにこそ置いて欲しい」という粋な計らいで、同社最新ヘッドフォン「KH-K1000」と並んでの展示が実現したという デジタルドメインもイベントに初参加。マルチビットSACDトランスポート「2930DSP-4」(38万円)、マルチビットDAC「D-1a」(150万円)を試聴機材として用意した
日本エレクトロ・ハーモニックスのブースでは、コストパフォーマンスの高い米国Equation Audioの現行ヘッドフォンラインナップを展示。左はモニター用の「RP-21」(16,590円)、右がDJ向けの「RP-22X」(19,320円)。一番右はPreSonusの4チャンネルヘッドフォンディストリビュータ「HP-4」(31,290円)。低価格とコンパクトさが特徴だ
zionoteでは韓国Styleaudioのヘッドフォンアンプ「CARAT」なども試聴可能 個人出展ブースも設けられており、個人制作のアンプや海外の珍しい製品の紹介などが行なわれている。写真はMusic TO GO! のブースにあったHEAD DIRECTの「EF1」。真空管とオペアンプのハイブリッドヘッドフォンアンプだ オーダーメイドで、その人の耳穴に合った形状のカナル型イヤフォンを作ってくれるマイヤーヒアリングヘルスケアも出展。その場で耳型をとってもらうことも可能だった

□フジヤエービックのホームページ
http://www.fujiya-avic.co.jp/
□秋のヘッドホン祭のページ
http://www.fujiya-avic.co.jp/d-style/0811_headphone_fes.html
□関連記事
【4月21日】国内外の高級モデルが揃う「春のヘッドホン祭」が開催
−トレンドはバランス接続。ヘッドフォン娘も参加
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080421/fuji.htm

(2008年11月17日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.