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米Spansionは17日(現地時間)、韓国Samsungに対し、フラッシュメモリ製品において2件の個別特許侵害があるとして、ITC(International Trade Commission)とデラウエア州米国地方裁判所に提訴した。MP3プレーヤーや携帯電話などの米国への輸入差止めと損害賠償を請求している。 SpansionはフラッシュメモリではSamsung、東芝に続く業界第3位。訴訟の対象となった特許は、「フローティングゲート・テクノロジ」の基本に関するもので、フラッシュメモリ市場全体の約90%の基盤を構成するという。 特許侵害訴訟では過去最大規模としており、SpansionはSamsungのフラッシュメモリ製品を搭載する1億台以上のMP3プレーヤー、携帯電話、デジタルスチルカメラやその他の民生機器を米国市場から排斥するよう訴えていくという。また、デラウエア州米国地方裁判所への起訴状では、Samsungの300億ドル以上(Spansionの推定)という2003年以来のグローバル売上に対する、差止めと損害賠償も求める方針。 さらに、SpansionはSamsungの該当製品を使った関連製品のメーカーもITCへの提訴会社に含めており、Apple、Asus、Kingston、Lenovo、PNY、RIM、ソニー、ソニー・エリクソン、Transcend、および各社の子会社とサードパーティも訴訟の対象としている。
□Spansionのホームページ(英文) ( 2008年11月18日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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