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株式会社ルネサス テクノロジは27日、薄型テレビ用途向けで、デジタル音声信号のIIS入力に対応したオーディオDSP搭載のデジタルアンプ「R2J15116FP」を製品化したと発表。2008年12月よりサンプル出荷を開始する。パッケージは48ピンのHTQFPで、サンプル価格は400円。 IISやPCMのデジタル音声信号に対応したオーディオDSPと、最大15W×2chの出力を実現するデジタルアンプを7mm角の1パッケージに集積。小型化を図ることで、実装面積の削減やシステムの小型化、低コスト化を実現するという。 オーディオDSPには、ボリュームコントロールや7バンドのパラメトリックEQ、パワーリミッタ、ダイナミックレンジコントロールなどの音質補正機能を搭載。小型/薄型化が進むテレビ向けスピーカーでも、適切な信号処理による補正を行なうことで音質の改善が図れるとしている。またスムーズな音量変化を実現し歪み率を低減する同社独自の「インテリジェント型ボリューム機能」も備える。 アンプ部は従来の過電流/過熱/減電圧検出と保護に加え、新たに「過熱事前警告機能」を搭載。自動的にボリュームを低下させることで、発熱を抑制するという。また、フィードバック回路を内蔵し、電源電圧変動時でも安定した出力が得られるとしている。アンプへの入力信号の安全性を高めるため、PLLアンロック検出と入力信号エラー保護機能等も備える。
□ルネサス テクノロジのホームページ ( 2008年11月27日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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