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株式会社マーベラスエンターテイメントは、テレビアニメ「蟲師」(むしし)をBlu-ray Disc BOX化。「蟲師 二十六譚 Blu-ray BOX」として2009年3月27日に発売する。価格は34,650円。販売元はエイベックス・マーケティング株式会社。 2005年10月からフジテレビ系で放送されたテレビアニメ、全26話をディスク4枚に収録。さらに、特典ディスクを加えた計5枚組となる。
SD制作の作品だが、BDビデオでは1080iで映像を収録。また、オリジナルのステレオ音声をリニアPCMで収録するほか、BDビデオ用に新たに作られた5.1ch音声もドルビーTrueHDで収録。「空間表現を中心に立体感と臨場感が増した」という。 映像の内容は既発売のDVDと同じ。本編ディスク1枚目には7話、2枚目には6話、3枚目には7話、4枚目には6話を収録。映像特典としてノンクレジットのオープニングを収めている。特典ディスクには、DVD版の各巻に収められていた特典映像をまとめて収録。長濱博史監督と声優、スタッフの対談に加え、制作現場を紹介する映像も収めている。
32ページのブックレットには、キャラクターデザイン・総作画監督の馬越嘉彦がこれまで描き下ろした版権イラスト約20点と、各話ストーリー解説を収録。和風デザインの収納ケースはBDビデオをよりコンパクトに収納できるという、インフィニボックス仕様で、外形寸法は142×29×178mm(幅×奥行き×高さ)。ボックスインナーには描き下ろしイラストも使われている 。 講談社・月刊アフタヌーンに連載された、漆原友紀の同名コミックを原作としたテレビアニメ。 人里離れた山奥に、左手で描いた絵に生命を与えることができる、“神の筆(ひだりて)”を持つ少年がいた。ある日、その少年の元に、“蟲師”のギンコが訪れる。“蟲”とは、昆虫ではなく、生命よりも命の根源に近いもの。生と死、物と者、陰と陽、そうした様々な境目に存在する謎多きもので、普通の人間の目には見えないが、そのバランスが崩れると、時折人間や自然に異変を与えるという。
“蟲師”は、その“蟲”を見ることができる特殊な能力を備えた者のことで、蟲の研究者であり、悪い影響を及ぼす場合には蟲を退治する者でもある。そんな蟲師であるギンコは、少年の家で廉子(れんず)という少女と出会う。彼女は少年の家に棲みついている、人間の形をした“蟲”だった……。 完成度の高いストーリーと、叙情的な映像美で高い評価を集め、文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」アニメーション部門において「新世紀エヴァンゲリオン」、「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、「機動戦士ガンダム」、「ルパン三世 カリオストロの城」に続き、第6位となった。なお、NHK BS2では12月9日火曜日(月曜日深夜)の午前0時25分から再放送を実施する。
□マーベラスエンターテイメントのホームページ
(2008年12月3日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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