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NXP、AVCデコード対応のデジタルTV向けプラットフォーム
-高画質化機能などを1チップ化。DVB-T規格向け


2009年第1四半期サンプル出荷開始


 NXPセミコンダクターズは4日、液晶テレビ向けの新プラットフォーム「NXP-TV550」を発表した。普及価格帯のテレビにおいてインターネット動画配信や、高画質化などの機能を実現させるもので、欧州などのデジタルテレビ放送規格DVB-Tに対応する。サンプル出荷は2009年第1四半期より開始する。

 業界初という45nmプロセスのデジタルテレビ向けプロセッサ「PNX85500」と、独自開発の「MAPP2」(Motion Accurate Picture Processing )技術に対応する動画プロセッサ「PNX5120」を採用。高画質化機能として、フレームレート変換や、ハロー効果の低減、ブレ補正、シャープネス改善、発色管理などの技術を統合している。同プラットフォームの採用で、テレビメーカーはLEDバックライトのディミングなどハイエンド向け機能の幅を拡大できるとしている。

 DVB-T受信や、MPEG-4 AVC/H.264映像のデコード、HDMIレシーバなどの機能を1チップに搭載。ハイブリッドシリコンチューナ「TDA18272」も統合した初のプラットフォームとなる。テレビ向けのインターネット動画配信にも対応可能。HDMIスイッチ「TDA9996」により、4つまでの機器を1つのリモコンで操作できる。


□NXP Semiconductorsのホームページ
http://www.jp.nxp.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.nxp.com/news/content/file_1508.html

( 2008年12月9日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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