キヤノン、個人向けビデオポッドキャストサービスを開始 －「iMAGE GATEWAY」に追加。プライベート配信向け

アップロード用ソフト「CANON iMAGE GATEWAY Video Podcast Utility」

12月18日サービス開始 料金：無料(要登録)

　キヤノン株式会社は、オンラインのコンテンツ共有サービス「CANON iMAGE GATEWAY」において、12月18日よりビデオポッドキャスト配信サービスを開始する。利用は無料だが、対象は動画を撮影可能な同社デジタルビデオカメラ/デジタルカメラのユーザーで、会員登録が必要。

　静止画のオンライン共有サービスとして展開している「iMAGE GATEWAY」において、新たにユーザーが撮影した動画データをオンラインにアップロード、ビデオポッドキャストとして共有できるサービスを追加した。URLは特定の他者にメールで通知でき、家族や友人同士などで同じ動画を視聴できる。

サービスの内容	3つのチャンネルを開設可能。家族や趣味の仲間などで共有できる	初回は、配信URLをメールで通知

　対象製品は、AVCHD/SD-VIDEO形式対応のビデオカメラ「iVIS」シリーズのHG10/HR10/FS10/HF10/HF100/HF11/HG21や、フルHD/AVC記録対応一眼レフカメラ「EOS 5D MarkII」。

　アップロード可能な動画は、これらのカメラで撮影されたデータで、カメラのユーティリティソフト「ZoomBrowser EX」、「ImageBrowser」で保存されたAVI/MOV形式の動画や、DV-AVI形式の動画も対応する。なお、ビデオカメラの動画については、アップロードの前にビデオカメラの同梱アプリケーションによる動画変換が必要。

　動画のアップロードには、ダウンロード配布される専用ソフト「CANON iMAGE GATEWAY Video Podcast Utility」を使用。動画を同ソフトにドラッグ&ドロップし、「チャンネル名」を作成、招待メールを送信することができる。ソフトの対応OSはWindows XP/VistaとMac OS X 10.4/10.5

iTunesでの受信画面

　1ユーザーあたり3チャンネルまで開設でき、各チャンネル100本までアップロードできる。容量は1GB(再生時間では約80分)まで。動画1本の長さは10分以内で、1本の配信期間は30日間となる。

　受信ソフトとして同社はiTunesを推奨。受信者は、招待メールのURLをクリックし、iTunesなどのポッドキャスト対応ソフトに登録することで、動画が受信可能。2回目以降は自動で取得可能となる。

　配信される形式は動画がMPEG-4 AVC/H.264(MOV)で、解像度は640×480ドット。アップロードすると、最大1.5Mbps/2.5Mbpsの2種類の動画が作成される。音声はAAC LCステレオで160kbps。

□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-12/pr-videopodcast.html
□iMAGE GATEWAYのページ
http://www.imagegateway.net/

( 2008年12月16日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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