COWON、有機EL/Bluetooth搭載のポータブルプレーヤー「S9」 －16GBメモリ内蔵で直販29,800円。BBE+搭載

12月27日発売 標準価格：オープンプライス

　株式会社コウォンジャパンは、有機ELディスプレイを搭載し、動画再生も可能なポータブルプレーヤー「COWON S9」を12月27日に発売する。16GBのフラッシュメモリを内蔵し、型番は「S9-16G-TB」。価格はオープンプライスで、直販価格は29,800円。対応OSはWindows Me/2000/XP/Vistaと、Mac OS 10.x。

　16GBのフラッシュメモリを内蔵。3.3型で16:9、解像度480×272ドットの有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイ部はタッチパネルになっている。音楽再生時にはアルバムアートをクリックして音源の詳細情報を表示したり、左右に軽くドラッグして次曲や前曲に移動することも可能。加速度センサーも内蔵しており、本体を傾けることで表示方向も変化。横向きにすることで、ワイド画面での動画再生が行なえる。動画再生時には一定間隔でシーンのサムネイルを作る機能も備えており、長時間動画も快適に視聴できるという。

　筐体はバックプレートが湾曲した船型デザイン。外形寸法は105.8×57×12.7mm(縦×横×厚さ)。バッテリを含めた重量は77g。

　　Bluetooth Ver.2.0 + EDRにも対応しており、プロファイルはA2DP、AVRCPに対応する。音質面では、同社のプレーヤーに従来から搭載されている高音質化技術「BBE」のアルゴリズムを進化させた「BBE+」を初めて搭載。BBE、Mach3Bass、3D Surround、MP Enhanceの機能で構成されるもので、圧縮音楽ファイルを原音に近付けた音質で再生できるという。

　音楽ファイルはMPEG-1 Audio Layer-1/2/3(MP3)、WMA、FLAC、OGG、APE、WAVに対応。動画のファイルフォーマットはAVI、WMVをサポート。コーデックはXvid、WMV9に対応。解像度は480×272ドット、30fpsを推奨している。デュアルコアCPUの搭載により、再生可能なファイルを増やしたという。JPEGやテキストファイルの表示も可能。内蔵マイクを使った録音や、ライン入力からの録音も可能。FMチューナも備えている。

　電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を使用。音楽で最大55時間、動画で最大11時間の連続再生が可能。充電やPCとの連携はUSB経由で行ない、充電所要時間は約5時間。出力29mW×2ch(16Ω時)のステレオミニイヤフォン出力に加え、別売ケーブルを使ったコンポジットとステレオ音声のAV出力も可能。イヤフォンとUSBケーブルが付属する。

□コウォンジャパンのホームページ
http://www.cowonjapan.com/
□製品情報
http://www.cowonjapan.com/product_wide/COWONS9/product_page_1.php
□ニュースリリース
http://www.cowonjapan.com/zeroboard/zboard.php?id=A02&no=226&bmenu=support

(2008年12月19日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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