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パナソニック株式会社は、光学70倍ズームやYouTubeに対応したSD解像度記録のビデオカメラ「SDR-H80」を2月5日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は7万円前後の見込み。カラーバリエーションとしてシルバー(-S)、ブル(-A)、レッド(-R)の3色をラインナップする。月産台数は7,000台。 最大の特徴は、外形寸法58×108×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量約300g(使用時約355g)の小型ボディに、60GB HDD、光学70倍ズーム、光学式手ブレ補正を搭載したこと。SD/SDHCカードスロット(32GBまで対応)も備えており、HDD、SD/SDHCともに動画、静止画を記録可能。 撮像素子は総画素80万の1/8型CCDの単板式で、有効画素数は29万画素(4:3)/38万画素(16:9)。レンズは新開発の小型なものを採用し、F1.9~5.7、35mm判換算の焦点距離は動画時45.6~3,194mm(4:3)/37.3~2,610mm(16:9)、静止画時45.4~3,180mm(4:3)/37.0~2,592mm(16:9)。フィルター径は37mm。デジタル100倍と組み合わせて、最大700倍ズームが可能となっている。 手振れ補正も、約4,000回/秒の頻度で手ブレを検出する「次世代光学式手ブレ補正(アドバンスドO.I.S.)」を装備する。 また、動画・静止画記録時に、カメラが被写体の顔の有無、明るさ、コントラスト、距離の情報からシーンを自動で認識し、光の露出やコントラストを自動的に制御し、場面に応じて最適に撮ることができる「おまかせiA」機能を搭載。「顔認識」(最大5人)、「風景認識」、「スポットライト認識」、「ローライト認識」、「iAノーマル」の5シーンを自動認識する。最低照度は6ルクス(LowLightモード、シャッタースピード1/30時)、カラーナイトビューモードは2ルクス。 映像記録方式はMPEG-2で、動画記録モードは「XP」(ビットレート10Mbps)、「SP」(同5Mbps)、「LP」(同2.5Mbps)。それぞれ、内蔵HDDに約14時間、約27時間、約54時間の録画が可能。静止画はJPEG形式で、解像度は640×480/640×360ドットの2種類となっている。 さらに、「YouTube」に簡単にアップロードする「WEBモード」も装備。本体の「WEB MODE」ボタンを押すと、最大10分のカウントダウン式で撮影時間も規制されるほか、撮影後にPCと接続して「WEB MODE」ボタンを押すと、アップローダーが起動し、WEBモードで撮影した映像をYouTubeにアップロードできる。 そのほかにも、周囲が暗いときに自動的に点灯するオートLEDライトや、撮影時に周囲の明るさにあわせて液晶モニター画面の明るさが自動で変化する「オートパワーLCD機能」も搭載。さらに、SDカード記録時にスタンバイ状態で「プリRECモード」を選択したタイミングから、本体内蔵メモリに約3秒間の映像を常時記録し、約3秒間の映像をさかのぼってSDカードに記録することもできる。 付属バッテリ「VW-VBG070-K」(7,875円)使用時のSDカードへの連続撮影時間(SP/LPモード時)は、約2時間(実撮影約1時間5分)。オプションの「VW-VBG6-K」(25,200円)を使用すると、約14時間30分(実撮影約8時間5分)の撮影が可能。なお、HDDへの録画時は撮影時間が若干短くなる。 モニターは、2.7型ワイド液晶モニター(約12.3万ドット)。PCとはUSB 2.0で接続し、同梱ミニAVケーブルで映像と音声の入出力ができる。パソコンでの動画の再生、取り込み、DVDディスク作成、シーンの簡易編集や静止画切り出しが楽しめるPCソフトウェア「VideoCam Suite 2.0」(Windows Vista/XP/2000対応)も付属する。
□パナソニックのホームページ ( 2009年1月7日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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