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日本ビクター株式会社は、世界で初めて、QuickTimeファイルフォーマットで撮影できる業務用ハイビジョンカメラ「GY-HM100」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は50万円前後の見込み。 Final Cut Proなど、業務用ノンリニア編集で普及しているQuickTimeフォーマットで撮影することで、コーデック変換やファイルのラッピング変換による画質劣化を抑えられるのが特徴。MPEG-2 ISOベースメディアファイルフォーマットに対応し、主要なノンリニア編集システムに対応できるという。記録メディアにはSDHCを採用しており、2基のスロットを備えている。 解像度は720pからフルHD(1,920×1,080ドット)までサポートしており、1080/24p、30pもサポート。ビットレートは35MbpsのHQモードや19/25MbpsのSPモードが選べる。2枚の32GBカードを使った場合、19MbpsのSPモードでは約6時間の撮影が可能。フルHD解像度でのJPEG静止画も撮影できる。
撮像素子は新開発の1/4型プログレッシブCCD、3板式。レンズはフジノン製10倍ズーム(f=3.7~37mm)で、F値は1.8。光学式手ブレ補正も備えている。138×365×178mm(幅×奥行き×高さ)と、小型なのも特徴。バッテリやマイクを搭載しても重量は約1.4kgに抑えられており、撮影時の負担を軽減している。
■ 業務用機器のブランドを「JVC」に統一 また、同社は「GY-HM100」から、業務用機器の商品ブランドをグローバルブランドである「JVC」に順次統一することを明らかにした。 1929年からの歴史がある同社の業務用機器部門だが、国内では日本ビクター、海外ではJVCと、ブランドが分かれていた。これをJVCに統一することで、マーケティング活動をグローバルに統合。販促物や店頭ツールなどの共通化や、グローバルモデル展開による開発工程削減、周辺機器共通化、部品削減によるコスト力強化などを推進。競争力を高め、グローバルに販売地域を拡大していくという。
□日本ビクターのホームページ
(2009年1月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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