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株式会社ぺガシスは、ビデオエンコードソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」において、東芝のメディアプロセッサ「SpursEngine」搭載機器での高速AVCエンコーディングを可能とするプラグイン「TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine」を28日よりダウンロード販売する。価格は4,980円。対応OSはWindows XP/Vista。 カノープスの「FIRECODER Blu」やリードテックの「WinFast PxVC1100」で動作確認済み。SpursEngine搭載の東芝Qosmioシリーズは現時点ではサポート対象外となるという。 TMPGEnc 4.0 XPressに、SpursEngine搭載機器を使用した高速エンコーディング機能を追加するプラグイン。SpursEngineを介して、HD映像などの高速AVC変換が可能になる。また、SpuersEngineでは行なえない、音声エンコードと映像と音声の多重化が可能で、編集、出力した映像をそのままの形式でDVDやBD向けに活用できる。 出力設定では、コーデックにMPEG-2と、MPEG-4 AVC/H.264が選択可能。MPEG-2は最高ビットレート32Mbps(CBR)で音声はAC3 256kbps。MPEG-4 AVCでは、プロファイルレベルがMain L4.1で、1,920×1,080ドット、ビットレートは平均10Mbpsの1パスVBR(最高15Mbps)で、音声はAAC 128kbpsに対応。 超解像出力については、近日中に公開される予定のアップデータを適用することで対応するという。なお、WinFast PxVC1100で使用するユーザーには、別途指定する手順により、同機能を使用することが可能。ただし、暫定処置のためサポート対象外となる。指定手順は発売日に告知するとしている。またNVIDIAの「CUDA」テクノロジーを使用したフィルター処理にも対応する。 同社のテストでは、Pentium D 2.80 GHz、メモリ2GB、ビデオカードにGeForce 9600GT(CUDA ON)、WinFast PxVC1100を搭載したPCで、720×480ドット、4Mbps(VBR)、約3分のMPEG-2ファイルをAVC変換した場合、CPUでは35分18秒かかったが、SpursEngineを活用することで、7分53秒まで変換時間を短縮できたとしている。
□ペガシスのホームページ ( 2009年1月23日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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