◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ソフトバンク、携帯電話'09年春モデルを発表
-ダブルワンセグモデルなど7機種


1月30日以降順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソフトバンクモバイル株式会社は29日、携帯電話の2009年春モデルを発表した。世界初となる、ワンセグチューナを2基搭載した「932SH」など、9機種をラインナップ。ワンセグチューナを備えたモデルはその内以下の7機種となる。

  932SH 930P 930CA 830N 831SH 831SH KT 831P
発売時期 2月上旬以降 1月30日 2月中旬以降 2月中旬以降 2月中旬以降 3月下旬以降 2月下旬以降
ワンセグ
(Wチューナ)
ミュージック
プレーヤー
Bluetooth -
HSDPA
ディスプレイ 3.3型液晶
854×480
3.1型液晶
854×480
3型
854×480
3型
854×480
3型
240×400
3型
240×427
特徴 Wワンセグ
3スピーカー
液晶横開き可能
ISO1600対応
EXILIM携帯 アークスライド形状
ウィジェット対応
ウィジェット対応
コンパクト筐体
キティデザイン
ウィジェット対応
コンパクト筐体
ワンタッチ機能
外形寸法
(縦×横×厚さ)
約109×50
×18mm
約109×50
×17.5mm
約112×50
×16.5mm
約105×49
×13.9mm
約105×49
×15.9mm
約109×49
×15.9mm
重量 約140g 約124g 約138g 約113g 約109g 約115g

 いずれのモデルも音楽再生機能を備え、WMAやMP3などの形式をサポートする。ただし、従来の端末に付属していた楽曲リッピング&転送ソフト「S! ミュージックコネクト」は付属しない。既報の通り、「S! ミュージックコネクト」のダウンロード提供と、コミュニケーションサービス「S! ループ」は3月31日に終了する予定で、「今後はWindows Media Playerなど、様々なPCのリッピング&転送ソフトや、楽曲配信サービスのツールなどを使用して欲しい」(ソフトバンク)としている。

 なお、今回の発表会は初めての試みとして、一般の観客が招待されている。また、発表会自体も吉本芸人が多数参加。彼らが“携帯芸人”として、それぞれ新製品の端末を紹介。笑いの絶えない発表会となった。

ロンドンブーツなど、吉本芸人が発表会に多数参加。孫社長の前で新機種をプレゼン 家電芸人、品川が熱くVIERAケータイを紹介 吉本芸人達が新製品をプレゼンするという、新しいタイプの製品発表会となった


■ 932SH

 AQUOSケータイの新モデル「932SH」は、世界初となる、ワンセグチューナを2基搭載したのが特徴。観ている番組の裏番組を録画することができるほか、2番組同時録画も可能。画面を左右に分けて2番組を同時視聴できるほか、画面の右下にPinP(子画面表示)させることもできる。

 なお、容量は公表されていないが、フラッシュメモリを内蔵。そこにワンセグ放送を録画できるのだが、内蔵メモリを使用する際は1番組のみの録画となる。例えば番組を観ながら裏番組を録画することは可能だが、2番組同時録画はできない。同時録画はmicroSDカード録画時のみ利用でき、対応メモリ容量は16GBのmicroSDHCまでサポート。2番組はどちらもメモリカードに録画される。予約録画でも2番組を重ねて予約できる。

 ディスプレイは3.3型。筐体はサイクロイドスタイルを採用し、横向きにすることもできる。従来のサイクロイドスタイルは、液晶ディスプレイを支えるアーム部分とディスプレイ本体の間に段差が存在したが、今回のモデルでは回転機構を内側に内蔵。これにより、液晶の裏側がフラットな筐体となり、よりスッキリとしたデザインになっている。

932SH。サイクロイドスタイルながら、液晶裏の段差が無くなった

 ヒンジ部分に1つ、筐体左右に2つ、合計3基のスピーカーを内蔵し、バーチャルサラウンド再生が可能。音量にとらわれない、臨場感のある再生音を目指しており、ワンセグの番組内容に応じて、音質と画質を自動的に最適なものに切り替える「ジャンル連動」機能も備えている。

 高い3D処理能力も備えており、新サービス「リアル3Dゲーム」に対応。OpenGL ESへの対応などにより、「携帯型ゲーム機クオリティーのゲームがプレイできる」という。「932SH」には「Mobile真・三國無双」、「METAL GEAR SOLID MOBILE」の体験版をプリインストールしている。

 800万画素CCDのデジタルカメラ機能を備えるほか、Bluetoothにも対応。カラーリングはクリアブラック、ホワイトシルバー、シャンパンゴールド、ベリーピンクの4色を揃えている。

2番組同時視聴をしているところ。中央ボタンを短く押すと左右の画面のアクティブ/非アクティブが切り替えられ、長押しすると録画開始。双方の画面に切り替えて録画をすると、2番組同時録画が可能 予約録画で2番組の時間を重ねて予約したところ。エラーメッセージなどは出ず、そのまま録画できる


■ 930P

3Dゲーム「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」をテレビ画面に出力してプレイしているところ

 VIERAケータイ「930P」は、液晶を横向きにも開けられるダブルオープンタイプの端末。ワンセグやメールの読み書き、ネットサーフィンなどをPCライクな横向き表示で行なうことが可能。パナソニックの薄型テレビ、VIERAで培った技術を使った「モバイルPEAKSプロセッサー」を備えており、6,000:1のコントラスト比を実現。15fpsのワンセグを30fps表示する「モバイルWスピード」も利用できる。

 507万画素のデジカメ機能を備え、ISO 1600までの高感度撮影ができるのも特徴。最大5人までの顔検出オートフォーカス機能も備えている。手ブレ補正は6軸式。カラーバリエーションはブラック、シルバー、ピンクゴールド、ターコイズ、レッド。

 前述の3Dゲームにも対応しており、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」と、「風のクロノア~door to phantomile~」(体験版)、「パワースマッシュMobile」(体験版)などをプリインストールしている。

930P ISO 1600まで対応。背後の暗箱の中に果物が置かれているが、暗くて見えない。ISO感度を上げるとちゃんと撮影できる


■ 930CA

 カシオの「930CA」はEXILIMケータイ。業界最速クラスという0.99秒で起動するカメラ機能が特徴。撮像素子は809万画素。6軸手ブレ補正と被写体ブレ補正機能を組み合わせた「ダブルブレ補正」機能も用意。LEDフラッシュも備えている。

 ワンセグ受信も可能で、最大100件までの番組録画も可能。タイムシフト機能も備えている。ワンセグ放送は「CS5.1chサラウンド効果」を使い、広がりのあるサウンドで楽しむことも可能。カラーリングはブラック、ホワイト、ピンク、レッド。

930CA


■ 830N

 薄さ約13.9mmのスリムな筐体が特徴。スライド式端末で、オープン時にカーブを描く「アークスライド」形状が特徴。電話をする際に自然とマイクが口元に行き、顔にフィットするという。3型の液晶はモバイルシャインビュー液晶。ワンセグは自動録画やタイムシフト機能を備えている。モバイルウィジェットにも対応し、エンターテインメント情報や各種ニュースを登録することもできる。デジカメは320万画素。

830N


■ 831SH

 「831SH」はモバイルウィジェットに対応したコンパクトなモデル。ブログツールに対応しており、ブログに手軽にアクセス&投稿できる、コミュニケーション機能の高さが特徴。ワンセグやミュージックプレーヤー機能も採用している。カラーはブラック、ホワイト、ゴールド、ブルー、ピンク、ミントグリーンを用意する。

 また、キティ生誕35周年を記念した、キティケータイバージョン「831SH KT」も用意。デザインにキティを取り入れたほか、キティの待ち受けなどの限定コンテンツが楽しめる。カラーはストロベリーミルク。

831SH。中央はキティモデル


■ 831P

 「831P」はワンタッチ機能が特徴。様々な操作を1つのボタンに登録でき、ワンセグ機能の立ち上げや、良くアクセスするサイトなどを登録すれば、ワンタッチで呼び出せる。ワンタッチ機能は計12個用意。ディスプレイは3型。200万画素のデジカメ機能も用意している。カラーリングはネイビー、ピンク、ゴールド、ブラック、シルバー。

831P。ワンタッチ機能は計12個用意

□ソフトバンクモバイルのホームページ
http://www.softbankmobile.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090129_03/index.html

(2009年1月29日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.