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ラックスマン、オーストリアConsensus Audioのスピーカーを輸入開始
-400万円の「Magma」など。ダイヤモンド振動板に変更可能


左からMagma(Etimoカラー)、Lightning SE(Mapleカラー)
1月30日発売

標準価格:252万円~409万5,000円(ペア)


 ラックスマン株式会社は30日、オーストリアのオーディオメーカー、Consensus Audio Engineering(コンセンサス・オーディオ・エンジニアリング)のスピーカーの国内輸入/販売を開始した。フロア型2モデルで、3ウェイの「Magma」がペアで409万5,000円。2ウェイの「Lightning SE」がペアで252万円。両モデルともカラーはEtimo、Mapleから選択できる。

 Consensus Audioは、様々な欧州ハイエンドスピーカーの開発設計を手がけたStefan Fekete氏が、2003年に自らのブランドとして起業したメーカー。Stefan氏は流体工学と機械工学を得意としており、独自に考案した「Air-flow-Technology」を用いたスピーカーを開発している。

 「Air-flow-Technology」は、エンクロージャー内の空気の流れを、内部構造のみでコントロール。吸音材を使うことなく、反射音を完全にダンプするという技術。不要な反射が低減され、位相の乱れを排除。正確な定位と高解像なサウンドが楽しめるという。

 両モデルとも、エンクロージャーには7層に貼り合せたぶなの木を使用。背後に向かって曲面を描きながら収束するフォルムを採用しており、ピアノ塗装による色合いと合わせて、デザイン性の高さも訴求している。

2008東京インターナショナルオーディオショウで展示されたもの。左がMagma、右Lightning SE

 上位モデル「Magma」は、3ウェイ5スピーカー構成。ユニットはいずれもセラミック振動板を採用しており、1.2インチのツイータ1基、3.5インチのミッドレンジ1基、7インチのミッドウーファ3基を採用。ドイツ、ティール&パートナー製ユニットをオリジナルカスタマイズしたものを使っているという。

 なお、ツイータの振動板をセラミックからダイヤモンドに変更する有料オプションも用意。変更費用はペアで168万円(下位モデル「Lightning SE」も同額)となる。

 Magmaのクロスオーバー周波数は150Hz、2.5kHz。全体の周波数帯域は26Hz~35kHz(-3dB)。ネットワークにはドイツ、ムンドルフ製のものをカスタマイズして使っている。インピーダンスは5Ω。能率は91dB。スピーカーターミナルはシングルワイヤタイプで、端子にはプラチナコートを施したドイツ・WBT製のものを使っている。外形寸法は260×520×1,200mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1台58kg。

 Lightning SEは、1.2インチのツイータ1基、7インチのミッドウーファ3基を採用した2ウェイ4スピーカータイプ。いずれもセラミック製振動板で、有料でダイヤモンドにも変更可能。クロスオーバー周波数は2.5kHz。再生周波数帯域は28Hz~35kHz(-3dB)。インピーダンス5Ω。能率は91dB。そのほかの主な仕様はMagmaと同じ。外形寸法は260×420×1,120mm(幅)、重量は1台40kg。

□ラックスマンのホームページ
http://www.luxman.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.luxman.co.jp/presspro/consensus.html
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【2008年10月3日】【2008東京インターナショナルオーディオショウレポート 2】
-SSDから音楽伝送するリン「DS」シリーズ周辺機器
 ラックスマンから10年ぶりの2ch SACD登場
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081003/ina2.htm

(2009年1月30日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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