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シャープのサムスン対する特許侵害申立を東京地裁が認定
-液晶テレビなどの輸入/販売差し止めを認める


1月30日発表


 シャープ株式会社は30日、同社の日本サムスン株式会社に対する、液晶テレビや液晶モニターの輸入/販売差し止め請求を東京地方裁判所が認容する判決を下したと発表した。

 この訴訟は、サムスン製40型液晶テレビ、19型/30型液晶モニターに組み込まれた液晶モジュールが、シャープが持つ3件の日本特許を侵害しているということで、2008年5月に日本サムスンを被告として、シャープが起こしていたもの。

 侵害された特許は、コントラスト・動作速度などは良好なまま、液晶の垂直配向状態を抑制することにより、ディスプレイの広視野角を実現した技術や、液晶の垂直配向状態を抑制する特別な構造体を用いることによりディスプレイの輝度/広視野角/応答速度の改善をした技術、垂直配向式液晶パネルの応答速度の改善を実現した技術の3件。

 シャープでは、東京地方裁判所が特許侵害と認定判断したサムスン製液晶モジュールを搭載するそのほかの液晶テレビや液晶モニター等についても、新たに差し止め請求訴訟を提起することを検討しているという。

 また今回の日本での訴訟のほか、2007年8月より米国、韓国、ドイツ、オランダの各国の裁判所において特許侵害訴訟を起こしている。さらに、米国国際貿易委員会(ITC)において、特許に基づく輸入差し止めの申立を提起しており、現在、それぞれの裁判及び手続は進行中だという。


□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/090130-a.html
□日本サムスンのホームページ
http://www.samsung.com/jp/

( 2009年1月30日 )

[AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]


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