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シャープ株式会社は、液晶テレビ「AQUOS」Dシリーズの新製品として、省エネ性能を高めた32/26/20型の3機種を2月20日に発売する。各機種にブラック系(-B)/ホワイト系(-W)/レッド系(-R)のカラーバリエーションを用意。合計9モデルとなる。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。 同社ではDシリーズに搭載した新たな省エネ技術について、「順次大型サイズの新製品へ展開し、液晶テレビの更なる省エネ化に取り組む」としている。
いずれも、解像度1,366×768ドットのパネルを搭載。輝度は3機種とも450cd/m2で、コントラスト比は32型が3,000:1(リビングコントラスト1,200:1)、26/20型が1,500:1(同650:1)。寝室や個室への設置を想定している。 電源回路やバックライトの効率化などによる省電力化が大きな特徴。このモデルに搭載された省エネ技術は、順次大型サイズの新製品へも展開するという。また、新開発の画像処理LSI/フルデジタル1bitアンプによる高画質化/高音質化も行なわれている。いずれも、地上/BS/110度CSデジタルチューナとアナログチューナを内蔵し、「AQUOSファミリンク」対応のHDMI入力端子を3系統装備する。 32型は年間消費電力66kWh/年、消費電力約60Wで2008年2月発売のD30シリーズに比べてそれぞれ45%、58.4%の削減を達成。また、26型は65kWh/年、約59Wで、30.9%/52%減。20型は55kWh/年、約55Wで16.7%/23.6%減とした。省エネ機能として、無信号/無操作時の自動オフ機能や、映像を付けずに音声のみ出せる映像オフ機能、部屋の明るさによってバックライトの輝度を最適化する明るさセンサーを搭載。バックライト輝度は映像シーンに応じて最適化される。
画質面では、新開発の画像処理LSIで、階調表現やI/P変換、ノイズ除去性能をそれぞれ改善。新開発の階調補正により、デジタル放送/Blu-ray Discビデオの映像などにおいて、よりなめらかなグラデーションや、緻密な映像再現を実現。マッハバンド(バンディング)の低減を図っている。また、I/P変換時の輪郭をなめらかに表現できる新・プログレッシブ変換技術を搭載。ノイズ除去では、画面エリアごとに検出してノイズを低減することで、様々なコンテンツをクリアに表現できるという。 音声では、新開発のフルデジタル1bitアンプにより、デジタル放送の音声をアナログ信号に変換せず、デジタルのまま伝送し、高効率な増幅が行なえる。 EPGは最大9チャンネルを1画面に表示可能。縦方向にチャンネル・横方向に時間を並べた番組表表示に切り替えることもできる。番組表の文字には、液晶表示用に独自開発したLCフォントを採用し、読みやすさを改善。リモコンには、現在視聴している番組を見ながら裏番組情報を表示できる「裏番組」ボタンも用意。部屋にAQUOSが2台あった場合、互いのリモコン操作を干渉させないリモコン番号切り替え機能も備えている。 いずれもアンダースピーカー型の筐体を採用。なお、32型のみの特徴として、スタンドを604mmと580mmの2段階で高さ調節することが可能となっている。
□シャープのホームページ ( 2009年2月2日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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