デノン、DALI製スピーカー「IKON」の最上位「IKON/8」

-従来モデルにも新カラー。LEKTORの新型も


IKON/8のアッシュブラックモデル

4月中旬より順次発売

標準価格:48,300円~189,000円

  株式会社デノン コンシューマー マーケティングは、同社が扱うデンマークDALI製スピーカーの新モデルとして、IKONシリーズの上位モデル「IKON/8」を4月中旬に発売。同時に、従来モデル4機種にアッシュブラック仕上げのバージョンを追加する。さらに、LEKTORシリーズの新製品1モデルも4月中旬より発売。価格やカラーは下表の通り。

シリーズ名モデル名カラー販売単位価格発売時期
IKONシリーズIKON/8ライトウォールナット
アッシュブラック(BK)
1本189,000円4月中旬
IKON/7BKアッシュブラック1本157,500円受注生産
IKON/6BK1本126,000円4月中旬
IKON/2BKペア126,000円
IKONVOKAL/2BK1本78,750円
LEKTORシリーズLEKTOR/LCRライトウォールナット
アッシュブラック(BK)
1本48,300円

 


 

■ IKONシリーズ

IKON/8のライトウォールナット

 IKONシリーズはIKON 7/6/5/2/1に加え、センタースピーカーの「IKONVOKAL/2」を発売しており、既報の通り、4月1日からの価格改定も行なわれる。今回追加されるのはその上位モデル「IKON/8」。さらに、IKON 7/6/2とIKONVOKAL/2にアッシュブラック仕上げを追加する。価格は4月1日からの新価格と同じ。

  「IKON/8」は、ダブルウーファを採用した4ウェイ、5スピーカーのフロア型。仕上げはライトウォールナットとアッシュブラックの2色を用意する。IKONシリーズの特徴でもある、28mm径ソフトドームツイータと、45×17mm(縦×横)のリボンツイータをマウントした1枚プレートを搭載。広範囲の指向性と滑らかな周波数特性を実現したという。

  ミッドレンジは16cm径のコーン型、ウーファは20cm径で2基搭載する。どちらも駆動用のダブルマグネットをアルミダイキャスト製フレームに強固にホールド。低損失サスペンションや軽量で剛性の高いウッドファイバーコーンを組み合わせることで、よりスムーズな動きを実現したという。

 

左からIKON 6BK/2BK、IKONVOKAL 2BK
 2枚のMDFを重ねて接着し、キャビネットに使用。不要振動を防いでいる。エンクロージャ自体はダブルダクトを備えたバスレフ型。ネットワークは配線基盤を使わないハードワイヤー接続で、信号ロスを低減したという。クロスオーバー周波数は700Hz、3kHz、14kHz。全体の再生周波数帯域は35Hz~30kHz。出力音圧レベルは91dB。入力インピーダンスは6Ω。外形寸法は245×393×1,160mm(幅×奥行き×高さ)。重量は33.3kg。

 スピーカーターミナルは金メッキ仕上げで、バイワイヤリング接続に対応。メタルジャンパーも付属する。

  それ以外のアッシュブラックモデルの仕様は、既発売のものと同じ。「IKON 7」は4ウェイ5スピーカーで、ウーファとして165mm径ユニットを3基搭載。低音域と一部併用しているのが特徴。「IKON 6」は4ウェイ4スピーカーで、165mm径ユニットを2基搭載している。

 「IKON 5」は4ウェイ4スピーカーで、130mm径ウーファを2基採用。「IKON 2」は3ウェイ3スピーカーのブックシェルフで、ウーファは165mm径。センターの「IKON VOKAL2」は130mm径ウーファを左右に計2基搭載。ツイータプレートを中央に配置している。


 

■ LEKTOR/LCR

LEKTOR/LCR

 「LEKTOR/LCR」は、バーチカルツインタイプのスピーカーで、フロントとセンタースピーカーの両方に使用できるのがポイント。仕上げはライトウォールナットとアッシュブラックの2色を用意する。

 125cm径コーンウーファ2基と、28mm径ソフトドームツイータ1基で構成。ウーファの振動版には軽量なウッドファイバーを使い、駆動部にダブルマグネットを使用。ツイータは駆動部にネオジウムマグネットを使用している。

 エンクロージャはバスレフ。全体の再生周波数特性は52Hz~27kHz。出力音圧レベルは87.5dB。入力インピーダンスは8Ω。外形寸法は172×175×600mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7kg。スピーカーターミナルは金メッキ仕上げで、バナナプラグ対応のシングルタイプ。

(2009年 3月 17日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]