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Microsoft、HoloLensを支える「Windows Holographic」技術を他社に公開

 米Microsoftは1日(現地時間)、AR技術を使ったヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を含むプラットフォーム「Windows Holographic」を、Windows 10のハードウェアパートナーに向けて公開すると発表した。今後、OEM、ODM、ハードウェアメーカーなどが、Windows Holographicに対応した製品を開発できるようになる。

HoloLens

 半透過型のディスプレイを備えたHoloLens。開発が進められているほか、既報の通り開発者向けモデルも提供されている。Windows 10のPCと連携して動作するほか、単体でも動作。現実の風景にUIやコンテンツなどを重ねて表示可能。Windows 10のホログラフィック・コンピューティング・プラットフォーム「Windows Holographic」で活用できるデバイスとして開発されている。

 Windows Holographicは、ホログラフィックシェル、ユーザーインターフェース、認識API、Xbox Liveサービスなどで構成されており、これを活用してアプリやコンテンツを楽しむ事ができる。既に、Windows Holographic上で稼働するUniversal Windowsアプリは、1,000近く提供されているという。

 このWindows Holographicがサードパーティーに公開される事で、他社がHoloLensのようなハードを開発する事も可能になる。Microsoftでは、ハードウェアエコシステム構築のために、Intel、AMD、Qualcomm、HTC、Acer、ASUS、Dell、Falcon Northwest、HP、Lenovoグループ、MSIなどのメーカーと協業している事も明らかにした。

Windows Holographic: Enabling a World of Mixed Reality