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Synology、4K動画のリアルタイム変換可能な4ベイNASキット。実売66,000円
2016年6月3日 12:11
アスクは3日、Synology製の4ベイNASキットとして、4K動画、もしくはフルHD動画×3本のリアルタイムトランスコードも可能な「DiskStation DS416play」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は66,000円前後(税込)。HDDは付属しない。
3.5/2.5型シリアルATA HDDを最大で4台搭載できるNASキット。最高で32TB(8TB×4台)の構成に対応できる。CPUはCeleron N3060デュアルコア(1.6GHz/最大2.48GHz)。1GB DDR3メモリなども搭載。Windows環境でRAID 5構成にした場合、読み取り速度225.68MB/秒、書込速度186.67MB/秒を実現している。ハードウェア暗号化エンジン(AES-NI)も備えている。
最大の特徴は、動画に強く、ハードウェアのトランスコーダを搭載している事。MPEG-4 AVC/H.264の4K動画、もしくは1080p×3本の動画をリアルタイムで変換でき、高解像度な映像ソースをリアルタイム変換しながら、様々なプラットフォームで楽しむ事ができるという。コーデックはMPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2、VC-1に対応。最大解像度は4,096×2,160/30pまで対応する。
DLNAに対応し、動画や写真、音楽ファイルをスマートフォンなど複数のデバイスで再生するマルチメディアサーバーとして使用可能。iOS/Androidデバイス用の専用アプリを用意し、アプリを使って音楽、写真、動画の共有や、外出先からのデータの再生・共有などが行なえる。アプリは「DS photo」、「DS audio」、「DS video」などを用意。ルータのポート転送設定なしで外部からデータの共有ができる「クイックコネクト機能」もサポートする。
ブラウザベースで直感的な操作ができるGUIを備えたOS「Disk Station Manager」(DSM)を搭載。ストレージの管理やデータのバックアップなどの操作が行なえるほか、「Synologyパッケージセンター」から様々な専用アプリをインストールする事で、機能を強化できる。
RAIDレベルはRAID 0/1/5/6/10、JBOD、Basic、Synology Hybrid RAIDに対応。インターフェイスはGigabit Ethernet×2と、外部ストレージ対応のUSB 3.0×3などを用意。
消費電力は29W(アクセス時)、12.5W(HDDハイバネーション時)。80mm径の冷却ファンやノイズ消去メカニズムを搭載。外形寸法は203×233.2×165mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.04kg。