リッピングせずにスマホでCD収録曲を聴けるアプリ「Fans’ Player」

　公式サイト制作やチケット販売などアーティスト向けサービスを展開するフェイスは、CDを購入したユーザーがリッピングをせずに、購入CDに封入された専用コードを使ってスマートフォンに楽曲などをダウンロード/再生できるミュージックプレーヤーアプリを8日から提供開始した。アプリ名は「Fans’ Player」で、iOS/Android版を用意する。

Fans’ Player

　通常、購入CDをスマホで再生するには、ユーザーがCDから音源をリッピングし、スマホに転送する必要がある。フェイスでは、アーティストのオフィシャルサイト/ショップやファンクラブサイトなどの制作・運用ができるプラットフォーム「Fans'」を活用し、新たにCD同梱のFans’コネクティングID(16ケタのシリアルID)を使って、ネット経由でCD収録曲や映像のダウンロードサービスを提供。再生にはFans’Playerアプリを使う。対応OSは、iOS8.1以上とAndroid OS 4.1以上。端末に保存されている楽曲なども再生できる。

SING LIKE TALKING「風が吹いた日」

　対象CDの第1弾は、6月8日発売のSING LIKE TALKING「風が吹いた日」で、通常盤(1,620円)、初回限定盤(2,700円)、ファンクラブ限定盤CD(3,780円)に「Fans’コネクティングID」が封入される。1IDあたりのダウンロード回数には制限があり、また作品ごとの楽曲ダウンロードの有効期限は異なる。「風が吹いた日」のID利用期限は6月8日から9月7日まで。

　このほか、Fans’を利用するアーティストがアプリ上で楽曲や映像をファンクラブ限定として公開し、ユーザーがダウンロードやストリーミング視聴することが可能。コンテンツをキャッシュ(ダウンロード)し、オフライン再生することもできる。