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BRAINWAVZ、3,000円台のアルミ筐体イヤフォン。スポーツ用クリアモデルも

 桜木電子は、香港・BRAINWAVZ(ブレインウェイブズ)ブランドのイヤフォン3モデルを6月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、「Delta」が3,480円前後(税込)、「Jive with Mic」が3,880円前後(税込)、「XF-200」が3,480円前後(税込)。

下がDelta、左がJive with Mic、右がXF-200

 BRAINWAVZは、香港を拠点とし、ハイエンド向けイヤフォンを手頃な価格で提案するというメーカー。海外では、ヘッドフォン/イヤフォンケースやヘッドフォンスタンドなどのアクセサリも展開している。

 新しい3モデルは、いずれもダイナミック型ドライバを搭載するカナル型(耳栓型)イヤフォン。低価格ながら、通常のシリコンイヤーピースに加え、Comply製イヤーピースも同梱している。JiveとXF-200は、ケーブルにiOS/Android端末対応の3ボタン搭載マイク付きリモコンを備える。

Delta

 ダイナミック型の8mm径ユニットを備えたイヤフォンで、ハウジングには、航空機と同等というアルミ素材を採用する。カラーはBlackとSilverの2色。「アーティストが代わりに演奏しているかのようにボーカルと楽器をきめ細かくクリアな音質で再生する」としている。

Delta(Black)
Delta(Black)
Delta(Silver)

 再生周波数帯域は20Hz~20kHz、感度は100dB/mW、インピーダンスは16Ω。ケーブルはY型で長さ1.3m。プラグは金メッキのステレオミニ。

プラグ部

Jive with Mic

 9mm径ユニット搭載のモデル。ハウジングは金属製で、航空機と同等というアルミ素材を使用。「ボーカルや楽器を繊細に再現するだけでなく、躍動感と広いサウンドステージ」を特徴としている。カラーはBlack、White、Redの3色。

Jive with Mic(Red)

 再生周波数帯域は20Hz~20kHz、感度は98dB/mW、インピーダンスは16Ω。ケーブルはY型で長さ1.3m。iOS/Android対応の3ボタンマイクリモコンを備える。プラグは金メッキの4極ステレオミニ。

Jive with Mic(Black)
Jive with Mic(White)
Jive with Mic(Red)
マイクリモコン

XF-200

 スポーツ用のイヤフォンで、ケーブルを耳に掛ける装着方式を採用する。カラーはBlackとFrosted White。ハウジングは樹脂製。音質は「爽快で明瞭かつ力強いサウンド」としている。

XF-200(Frosted White)

 再生周波数帯域は20Hz~20kHz、感度は95dB/mW、インピーダンスは16Ω。ケーブルはY型で長さ1.4m。iOS/Android対応の3ボタンマイクリモコンを備える。プラグは金メッキの4極ステレオミニ。

 イヤーピースはComply製と、シリコン製のS/M/Lに加え、ダブルフランジタイプも同梱する。ハードケースも付属する。

XF-200(Black)
XF-200(Frosted White)
マイクリモコン

3モデルそれぞれに明確な個性

 3つの新モデルを、ウォークマンのNW-A16で試聴した。Deltaは、コンパクトな見た目の印象とは違って、低域が豊かな音質バランス。沈み込みも深く、聴き慣れた楽曲でも、多くの低価格なイヤフォンでは出し切れていなかった低域部分を再現していた。再生した曲の中では、DaftPank「Get Lucky feat.Pharrell Williams」の重みのあるサウンドを気持ちよく味わえた。

ウォークマンNW-A16とDelta

 Jive with Micは、女性ボーカルなどの中域部分が通る印象。「これから」(坂本真綾)や、「花は咲く」(三宅由佳莉/海上自衛隊東京音楽隊)などのボーカルが良く響く。広いステージで、リバーブの効いた曲にも合う。

 XF200は、スポーツ用ということから、低域の効いたサウンドを想像していたが、意外にもシャープな中高域部分が際立ち、バランスド・アーマチュア型にも近い。決して全体の音が軽いわけではなく、ボーカルやトランペットなども濃密に描かれ、映画「セッション」サントラの「アップスウィンギン」でのスピード感や重厚さも再現していた。