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岡本真夜新作「Love Story」がハイレゾ先行配信。「Alone」20周年バージョン収録

 岡本真夜の4年ぶりのオリジナルアルバム「Love Story」が、7月6日にCDで発売。それに先がけて、6月30日から音楽配信サービス「e-onkyo music」では、96kHz/24bitのFLAC/WAVでハイレゾの独占先行配信を開始した。配信価格は各2,700円(税込)。これを記念し、東京・八重洲のGibson Brands Showroom Tokyoで試聴会&ミニライブも開催された。

ミニライブで歌を披露する岡本真夜さん
4年ぶりのオリジナルアルバム「Love Story」

 岡本真夜さんは'95年発売のシングル「Tommorow」でデビューし、200万枚を売り上げるヒット作となった。CMソングやドラマ、映画、アニメの主題歌などを手がけつつ、広末涼子や中山美穂などへの楽曲提供も多数行ない、コンポーザーとしても活躍中。’15年にはデビュー20周年を迎え、今年3月には「mayo」としてピアノインスト曲を収めたアルバム「always love you」もリリース、ピアニストとしてのデビューも果たした。

 7月6日に、約4年ぶりとなるオリジナルミニアルバム「Love Story」(MUCD-1356/税込2,500円)がCDで発売。ヒット作「Alone」のセルフカバーや、mayo名義のピアノ曲「always love you」に歌詞をつけた「always love you〜恋しくて〜」など、全8曲の”Love Story”を収録。初となる自身による全曲ピアノ演奏を、歌声とともに収めている。

 試聴に先立ち、岡本さんは「もともとラブソングを書くのも歌うのも好きで、実はラブソングでデビューしたかった。いつかラブソングを集めたアルバムを作りたいと思っていた」と、アルバム制作にあたっての思いをコメント。mayo名義の「always love you」収録曲や、制作後に思いついた未発表曲に歌詞をつけて本アルバムに収めている。

会場の半分以上を男性が占め、岡本さんも少し驚いていた

 5曲目の「Alone 〜 featuring mayo on piano〜」はデビューから20年を経て、改めて録音した「最新バージョン」。岡本さんは「Aloneの最初のレコーディングの時、個人的に色々と辛いことがあって、なかなか歌入れが進まなかった。歌うたびに当時のことを思い出します。20年は本当に長い時間で、今の子には『カードがもうないから』(注:歌詞の中で、公衆電話の描写がある)なんて伝わるんでしょうか」と冗談を交えつつ、当時を振り返っていた。

 このほかにも、平原綾香のアルバム「LOVE」に提供した「未送信の恋」のセルフカバーなど、他のアーティストへの提供曲を複数収めている。

 作詞・作曲はすべて自身で行なっており、編曲は十川ともじ氏が担当。「実は楽譜を見て演奏するのは苦手」と話す岡本さんだが、今作ではアレンジされた楽譜を元に、全曲ピアノ演奏を行なった。

 トークを交えつつ、すべての収録曲をはじめから終わりまでフル再生で試聴。会場に集まった人々は、体でリズムをとったり、じっと耳を傾けたりと、思い思いのスタイルで岡本さんの新曲に触れていた。

試聴にはティアックのUSB DAC「U-503」とオンキヨーのアンプ「M-5000R」を使った
「楽譜は苦手」と明かしつつも、ミニライブでは美しい旋律を奏でていた

 8曲目「YELL 〜 君の声 〜」は、切ない恋の歌が多い中で、救いの手を差し伸べるような明るいテンポの楽曲。旅立ちの曲をイメージして作詞したという。デビュー作「Tommorow」で応援歌のイメージが強くついていることを自他共に認める岡本さんだが、昔から強い人でありたいと願っており、その思いがこの曲にも表れている。

 イベントの終盤には、ピアノインスト曲のソロ演奏や、「Tomorrow」の弾き語りを披露。リズムに合わせて手拍子が満ちあふれ、会場にいる全員が一体となって楽しんでいた。

e-onkyoで購入

岡本真夜/Love Story
mayo/always love you