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フォステクス、高剛性振動板を採用したウーファユニット。応答性や低域向上
2016年7月8日 13:01
フォステクスカンパニーは、スピーカーユニットの新モデルとして、高剛性振動板を採用したウーファ3製品を9月末より発売する。ラインナップと価格は、ユニット径10cmの「FW108HS」が18,000円、16cm「FW168HS」が23,500円、20cm「FW208HS」が27,000円。
既存のFW-Nシリーズをベースに、低域再生能力の向上を図ったウーファユニット。振動板の素材として、2種類のパルプをベースに、超高弾性カーボンファイバーや、アラミド繊維の2倍の強度を持つスーパー繊維PBO、これらの結合力を高めるバイオセルロース、パールマイカ、伝播速度を落とさず内部損失を向上させるセルガイアファイバーなどを、最適な比率で配合。これを独自技術で適度な厚みを持たせて抄紙を行ない、軽量、高損失化とさらなる高剛性化を実現したという。
この振動板により、トランジェントに優れ、空間の響きや楽器の低域の音をリアルに再現。さらに、スムーズな周波数特性を持ち、ツィータとの組み合わせの幅を広げた。
10cmモデルはショートボイスコイル、16cmと20cmのモデルは高耐入力ロングボイスコイルを搭載。エンクロージャ設計のしやすい音響パラメーターにしたという。いずれも大型フェライトマグネットを備え、16cm/20cmモデルは低電流歪み磁気回路も採用している。
型番 | FW108HS | FW168HS | FW208HS |
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インピーダンス | 8Ω | 8Ω | 8Ω |
最低共振周波数 | 65Hz | 42Hz | 32Hz |
再生周波数帯域 | f0~15kHz | f0~10kHz | f0~7kHz |
推奨クロスオーバー周波数 | 4kHz以下 | 2kHz以下 | 2kHz以下 |
出力音圧レベル | 84.5dB/W | 86dB/W | 87dB/W |
入力 | 50W | 100W | 100W |
実効振動半径 | 4.0cm | 6.5cm | 8.1cm |
重量 | 1.7kg | 3.87kg | 4.62kg |