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NHK「魔改造の夜」、番組史上最大の“生贄”「ブランコ 25m走」。9月放送

「ブランコ 25m走」Eプソン

NHKは、日本を代表する超一流エンジニアたちが、極限のアイデアとテクニックで競い合う番組「魔改造の夜」の新作を9月に放送する。競技は「ブランコ 25m走」で番組史上最大の生贄(お題)を魔改造する。放送は総合テレビで9月25日19時30分~20時42分。

「ブランコ 25m走」Eプソン

今回魔改造するのは大きなブランコ。人が乗っていない高さ2m近いブランコが、座板を前後に揺らして動き始め、走り出し、距離25mでタイムを競う。うす暗い夜会のコースを、無人の巨大ブランコが、大きな音をたて爆走する……そんなホラー映画のような光景が見られるのか?

「ブランコ 25m走」Rーム

参加するのは、京都で創業し、スマホや電気製品、自動車などに使われる電子部品を開発・製造する大手企業「Rーム」と、プリンターやプロジェクターなど電気機器を製造・開発する大手企業、長野・諏訪が拠点の「Eプソン」、四輪駆動や特徴あるエンジンで知られ、発祥である航空機部門ももつ、世界的自動車企業「Sバル」。

各チーム、まずはブランコがどうすれば走るのかを検討する。タイヤを下につけ、人がブランコを漕いでみる と、いったんは前に進むが、そのまますぐに後退してしまう。前後の振りを、前進のみの力に変えるのは、超難問。

「ブランコ 25m走」Sバル

さらにブランコの重さは30キロで、相当の動力が必要になる。そして座板を振る機構をどう作るかもポイント。大型モーターで動かすか? いっそエンジンをつけるか? 速くするにはマシン全体を軽くしたいが、どんどん重くなる。

ブランコとは思えない激しい音をたて、大きく座板が振られ走り出したかと思えば……部品のギアやチェーン・モーターが壊れ、マシン全体が大破することも……強い力を生むと負荷が大きく、マシンが耐えられない。

ブランコを走らせるのは、やはり不可能なのか? 答えが見えない超難題にエンジニア達はもがき苦しむ。

1カ月半の苦闘の末、各チームはモンスターマシンを誕生させる。マシンの重さが200キロ近くのものや、正確なリズムで座板を振り続けるマシン、暴れ馬のようにダイナミックに走るマシンも。無人の巨大ブランコは、見事爆走するのか?

出演は伊集院光(顧問)、矢野武(実況)、長藤圭介東京大学大学院教授(解説)の魔改造倶楽部。

伊集院光(顧問)
矢野武(実況)
長藤圭介東京大学大学院教授(解説)