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フィルタ交換で音をチューニングできる、英Trinity Audioのイヤフォン。9,980円から
2016年7月12日 17:20
宮地商会M.I.D.は、英国のTrinity Audioのイヤフォンとして、フィルタ交換による音のチューニングが楽しめる3モデルを7月12日に発売する。価格はダイナミック型の「Techne」(テクネ)が9,980円(税込)、ハイブリッド型の「Delta Hybrid V-II」が16,200円(税込)、同じくハイブリッドの「Sabre」(セイバー)が21,800円(税込)。
Trinity Audioはクラウドファウンディングから事業をスタート。目標金額をクリアし、製品化を実現。以降も強い個性のイヤフォンを手がけている。
3モデルに共通する特徴は、音が出るノズル部分をネジのように回すことで取り外しでき、別のノズルに交換すると、音のチューニングができる事。ノズルの中のフィルタによって音が変化するもので、何種類のノズルが付属するかはモデルによって異なる。
Techne
低価格な「Techne」は、8mm径のダイナミック型ドライバを採用。磁気回路にはネオジウムマグネットを使っている。付属するフィルタは3種類。
カラーでフィルタの種類を見分けるようになっており、レッドは低音重視のベース・エンハンス用フィルタ。「ディテールを残しながら、音楽の楽しみを追求できるV字型の周波数特性になる」という。「パープル」は補正を施さないニュートラルなフィルタ。全ての帯域において最もバランスの取れたサウンド傾向になる。「ガンメタル」は、高音重視のトレブル・ブースト用フィルタ。「僅かに低域を減衰させ、中高域にフォーカスして繊細な表現を引き出す」としている。
インピーダンスは16Ω。再生周波数帯域は19Hz~21kHz。ケーブル長は1.2mで、通常のイヤーピースに加え、ダブルフランジタイプ、低反発フォームチップ、SpinFitイヤーチップセットなども同梱する。
Delta Hybrid V-II
Delta Hybrid V-IIは7mmダイナミック型と、カスタム・チューンした1基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバを採用したハイブリッドタイプ。筐体はアルミ製。
付属のフィルタは4種類。低音重視のベース・エンハンス用「シルバー」、ニュートラルな「ガンメタル」、高音重視のトレブル・ブースト用「パープル」、ガンメタルとパープルの特性を併せ持ち、Delta Hybrid V-llの中で最もバランスの取れたサウンド傾向になるという「ゴールド」も用意する。
インピーダンスは16Ω。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。ケーブル長は1.2mで、ケーブルの着脱が可能。端子は2ピン。通常のイヤーピース、ダブルフランジタイプ、低反発フォームチップ、SpinFitイヤーチップセットなども同梱する。
Sabre
「PHANTOM」というシリーズの第1弾モデルと位置付けられている「Sabre」は、7mm径のチタン振動板を採用したダイナミック型ユニットを、プッシュプル方式で搭載。歪みの発生を抑え、解像度の高い再生ができるという。
フィルタは5種類同梱。さらに、各色に長さの異なる長/短フィルタが付属する。「レッド」は、低音重視のベース・エンハンス用。「オレンジ」は、レッド・フィルタの低域を少し抑えたV字型の特性を持つ。「パープル」は、補正を施さないニュートラルなフィルタ。「イエロー」は、パープルの低域を少しブースとしたナチュラルな特性。「ガンメタル」は、高音重視のトレブル・ブースト用フィルタ。
インピーダンスは16Ω。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。ケーブル長は1.2mで、ケーブルの着脱が可能。端子は2ピン。通常のイヤーピース、ダブルフランジタイプ、低反発フォームチップ、SpinFitイヤーチップセットなども同梱する。