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ソフトバンク、VRライブ配信の「NextVR」に出資

 ソフトバンクは、VR(バーチャルリアリティー、仮想現実)映像のライブストリーミング配信を手掛ける米NextVRによる第三者割当増資の一部を引き受け、2016年7月に出資した。

 NextVRは、VR映像のライブストリーミング配信に特化した技術を持ち、大手放送局やイベントプロモーター、スポーツチームなどとの提携を軸に、米国でスポーツや音楽イベントなどのVR映像をライブストリーミング配信している。具体的には、ゴルフの全米オープン、マスターズ・トーナメント、カーレースのデイトナ500、競馬のケンタッキーダービーなどをVR配信した。

 ソフトバンクは、日本のVR市場開拓とVRサービスの提供を目的に、6月1日付で「VR事業推進室」を新設。NextVRへの出資を足掛かりに、今後VR映像配信サービスのプラットフォーム構築とコンテンツ開発を推進し、法人向けおよび個人向けの双方の市場で新しい価値の提供に取り組むという。

 NextVRの調達額は8,000万ドル規模で、ソフトバンクの他、CITIC Cuoan Infomation Industry、中国NetEase、中国CMC Holdings、香港VMS Investments Groupなどが参加。また、Time Warner Investments、Comcast Venturesなども出資している。