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ソニー、業界初の調光LED搭載フルHD XAVC Sハンディカムコーダ「HXR-NX5R」

 ソニーは、業務用メモリーカムコーダ「NXCAM」の新機種として、フルHD 60pのXAVC S記録に対応したハンディタイプの「HXR-NX5R」を発売する。価格は38万円。

HXR-NX5R

 1/2.8型フルHD Exmor 3CMOSセンサーと、光学20倍ズーム対応のGレンズを搭載したハンディータイプのカムコーダ。'10年発売の「HXR-NX5J」を刷新し、画質性能や運用性を向上。HD記録フォーマットとしてXAVC Sの1080/60p/50Mbps収録に対応した。3G-SDI端子やHDMIなどを備え、モニターへの出力や長距離伝送にも対応。イベント撮影や中継など幅広い撮影シーンで利用できるという。

 業界初となる、調光式LEDライトも搭載。調光範囲は80~800ルクス/0.5m。ディフューザも付属する。撮りたい映像や環境に合わせて照明を当てることができ、ダイレクトメニューで収録映像を見ながら片手で素早く撮影の設定を変更可能としている。

 独自の画像処理技術を用いた「全画素超解像ズーム」も利用可能で、映像の解像感を保ったまま最大40倍(35mm換算28.8~1,152mm)の高倍率ズームが行なえる。

 ビューファインダは0.39型の有機ELを使用。撮影パラメータは、ハンドグリップのファンクションボタンとジョイスティックで変更できる。マルチインターフェース(MI)シューを備え、別売のバッテリビデオライト「HVL-LBPC」や、ワイヤレスマイクのUWP-Dシリーズなどが装着可能。

 本体にWi-Fiモジュールを内蔵し、NFCによりワンタッチで対応スマートフォンやタブレットとワイヤレス接続可能。アプリContent Browser Mobileをインストールしたスマホなどから、カメラのモニタリング、録画スタート/ストップ、ズーム、アイリス調整、タッチオートフォーカスの設定が可能。記録後のファイルはWi-Fi経由で指定のFTPサーバーにファイル転送できる。ストリーミングにも対応し、Ustream配信が可能。

 別売で、リモートコントロールユニット「RM-30BP」を2016年内に発売。最大3台の対応カメラのRECスタート/ストップ、フォーカス、アイリス、 ズーム、ホワイトバランスなどの制御が行なえる。価格は11万円。

リモートコントロールユニット「RM-30BP」