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デノン“原点回帰”の最上位ヘッドフォン。「まどマギ」キャラが喋るコラボヘッドフォンも

 ディーアンドエムホールディングスは29日、デノンブランドのイヤフォン/ヘッドフォン発表会を開催。ハイレゾ対応イヤフォン3機種を紹介したほか、今後発売を予定しているハイエンドヘッドフォン「AH-D7200」と、Bluetoothヘッドフォン「AH-C160W」を参考展示。さらに、「劇場版魔法少女まどか☆マギカ」とのコラボヘッドフォンも発売予定だという。

ハイエンドヘッドフォン「AH-D7200」の試作機

 ハイレゾ対応イヤフォンAH-C820/C720/C620Rについては、別記事で紹介している。

ハイエンドヘッドフォン「AH-D7200」

 デノンが1966年に同社初のヘッドフォンを発表してから50周年をむかえる事から、50周年記念として強力な製品ラインナップを用意する予定。新製品に共通するテーマを「バック・トゥ・ベーシック(原点回帰)」とし、これまでの技術の継承、それを新製品に活かす事、同時に新たなトレンドも提案していく事などを掲げている。

 そのテーマを体現するハイエンドヘッドフォンとして開発が進められているのが「AH-D7200」。12月発売予定で、価格は未定。「10月頃に、もう少し詳しい情報をお届けできる予定」だという。

国内営業本部 マーケティンググループの宮原利温氏

 2012年に発表した、「MUSIC MANIAC」シリーズの最上位ヘッドフォン「AH-D7100」の後継に位置付けられている。デノンの国内営業本部 マーケティンググループの宮原利温氏によれば、「D7100は(ヘッドフォン関連の)イベントに参加するたび、何人ものお客様から“D7100の後継機は出ないのか?”と聞かれるほど、今なお人気のあるレジェンドモデル。一方で、(D7100以前のハイエンドヘッドフォンと比べると)外観が先進的だったため、離れてしまったお客様もいた。そこで、D7200ではフラッグシップとして懐かしさのあるデザインと同時に、最新の技術を投入したモデルとして開発している」という。

 密閉型のヘッドフォンで、ユニットは50mm口径。振動板にはナノファイバーを用いて、ケーブルには7Nクラスの導体を採用するなど、「クラスを越えた内容になる」という。

 なお、会場には「製品版の音はこれよりもまだまだ良くなる」という、試作品も展示。実際に聴いてみたところ、非常にハイスピードでトランジェントが良く、分解能も良好。製品版が楽しみになる、高い実力の片鱗が感じられた。

内部パーツ

Bluetoothイヤフォン「AH-C160W」

 耳掛けタイプのスポーツ向けBluetoothイヤフォンとして人気の「AH-W150」の後継モデルとして開発されているのが「AH-C160W」。こちらも価格や発売時期は未定だが、W150と同様に豊富なカラーを用意したモデルになるようだ。

AH-C160Wの試作機

「劇場版魔法少女まどか☆マギカ」コラボヘッドフォンも

 デノンは既に、ゲームソフト「ペルソナ4 ダンシング・オールナイト」(P4D)とコラボしたヘッドフォンを発売しているが、コラボ製品の新たな展開として、アニメ「劇場版魔法少女まどか☆マギカ」と連携した製品も近日登場するという。

 ベースモデルはBluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン「AH-GC20」で、スペシャル限定モデルとして用意。「“ハウジングのデザインをまどマギ仕様にする”などではなく、魔法少女達の録りおろしボイスを(Bluetoothヘッドフォンのステータス報告音声として)搭載したものになる。オリジナルデザインのパッケージにするなど、付加価値を高めたものにしていきたい」(宮原氏)という。