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ゼンハイザー、ヘッドフォン「HD 599」やBluetooth+NCの「PXC550」。GoProマイクも
2016年9月3日 20:21
HD 500シリーズ
ホームエンタテインメント向けモデルのHD 500シリーズのラインナップを一新し、最上位の「HD 599」を249ユーロ、「HD579」を199ユーロ、「HD 569」を179ユーロ、「HD 559」を149ユーロで9月より発売。
アイボリーとブラウンのカラーも特徴的なHD 599は、よりナチュラルな空間表現力を持ち、音とデザインの両方でシリーズ最高の品質を追求したモデル。グレーのカラーを採用したHD 579は、エントリー向けヘッドフォンからのステップアップに最適という。
HD559とHD569はオールラウンドなモデルと位置付けており、HD559は強力な低域が特徴。HD569のみ、密閉型ハウジングを採用しており、クリアで豊かな低域と、高い遮音性を両立したという。ケーブルは4機種とも着脱可能で、ロック機構も装備。HD569には、1.2mのマイクリモコン付きケーブルも同梱する。
HD 599/579/569は38mm径ユニットを搭載。再生周波数帯域は、HD 599が12Hz~38.5kHz、HD 579が15Hz~28kHz、HD 569が10Hz~28kHz、HD 559が14Hz~26kHz。
PXCシリーズ
ノイズキャンセリング(NC)搭載ヘッドフォンのPXCシリーズでは、Bluetooth 4.2のワイヤレス接続に対応した「PXC 550 Wireless」は7月から発売中で価格は399ユーロ、有線の「PXC 480」は11月発売で299ユーロ。
Bluetooth搭載の「PXC 550 Wireless」は、NFCでペアリングでき、高音質コーデックのaptXにも対応。周囲のノイズに合わせたノイズ低減が行なえるアダプティブノイズキャンセリングに対応。NC用に4つのマイクを搭載する。
スマホアプリ「CapTune」で音質モードなどの調整も可能。内蔵バッテリでBluetoothとNC両方をONにした状態で20時間の連続使用が可能。ワイヤレスでNC OFF時は30時間利用できる。
有線モデルの「PXC 480」もNC搭載だが、アダプティブNCではなくON/OFFのみ行なえる。内蔵バッテリでNC機能を50時間利用可能。
再生周波数帯域は両機種とも17Hz~23kHz。
VR映像と組み合わせる立体サウンドの「AMBEO」、GoPro用マイクも
3Dイマーシブ(没入型)オーディオ「AMBEO」の展開として、立体録音用のマイクも参考展示された。'16年第4四半期の発売を予定しており、価格は1,500ユーロ。AMBEOは、VRゲームの音声や、音楽レコーディング、放送コンテンツなどでの利用を想定したもので、ヘッドフォンで実空間のように様々な方向から音が聴こえるようにするという技術。
また、今後正式発表されるアクションカムのGoPro用マイクもプレビュー展示された。発売は'13年3月を予定している。GoProの本体側面に装着して、より高音質な録音を可能にするマイクで、雨風や雪などの環境下でも利用でき、水中でも録音できる点が特徴。