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Acoustune、リスニングにも使えるモニターイヤフォン「RS FIVE」。透明度の高いシェル採用

RS FIVE

ピクセルは、Acoustuneブランドのモニターイヤフォン「Monitor」シリーズの第3弾として、「RS FIVE」を7月18日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は48,640円前後。

これまでの「Monitor」シリーズは、ステージモニターやスタジオモニターといった、音楽制作の様々な環境下を想定したチューニングが行なわれてきた。RS FIVEは、「プロユースにも対応するモニタリング性能を備えながら、コンシューマーにとっても気軽にその魅力を体感していただけるチューニング」になっているという。

リスニングモニターの設計思想のもと、ダイナミックドライバーはこれまでのMyrinx ELをベースにしつつ、Myrinx EL-Bドライバーを新規開発。口径は9.2mm。音場感や空気感を重視しながら、豊かな低音、柔らかなニュアンスのボーカル、特徴をもたせた高域といった難易度の高い要素をすべて揃えるサウンドを実現するために、振動板にベリリウム合金の薄膜成型ドームを搭載。従来のドライバーユニットに比べ、さらに正確なモニタリングが可能という。

周波数特性は20Hz~40kHz、入力感度は110dB(1KHz,1Vrms)、インピーダンスは32Ω。

筐体は今までのシリーズから一新し、金型成型ではなく3Dプリントでシェルを作成。透明度の高い医療用グレード対応高精度3Dプリンタで出力したクリアシェルにより、高級カスタムIEMライクな美しい仕上がりと高堅牢性を実現した。

ノズル部分にはステンレスを採用。チタンに迫る高硬度により不要な共振を抑え、微細なサウンドも余すことなく再生するとのこと。

アルミニウム素材の立体的なフェイスプレートと合わせて、どちらもバフ加工で仕上げており、メタルパーツを美しい光沢で統一した高級感のあるデザインにまとめている。

ケーブルには、シルバーコートの高純度リッツ線とケブラーワイヤーを編み込んだ専用のイヤフォンケーブル「ARM021」が付属。取り回し性を高めるためにPU素材の被覆を採用し、これをツイストすることでしなやかさを出している。コネクターには、高信頼性のPentaconn Ear Long-Typeを採用。入力プラグは3.5mm。

イヤーピースは、Acoustuneイヤフォン開発時のリファレンスとしても使用されているシリコンイヤーチップ「AET07」、フォームタイプならではの密閉感を得られる「AET02」が付属。コンパクトな合皮製キャリングケースが付属する。