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脚本・福井晴敏、新作「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」が上映&BD化。ケンブリッジ飛鳥も応援

 1978年に公開された劇場用アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をモチーフとし、「亡国のイージス」や「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の福井晴敏が脚本を担当。新たな解釈と装いで生まれる新作シリーズ「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」。全七章構成で劇場上映予定で、第一章が2017年2月25日から、全国15館で2週間限定上映。上映劇場で特別限定版BDが先行販売。BD/DVDの一般販売は同年3月24日からスタートする。

「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」製作発表会も行なわれ、ケンブリッジ飛鳥選手も登壇した
(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」製作発表会も行なわれた
(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

 「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクし、2012年から2014年に渡り、劇場上映から全国ネットでのテレビ放送で展開した「宇宙戦艦ヤマト 2199」。これとは別に、完全新作シリーズとしてスタートするのが「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」。

 監督は「宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ディレクターズカット」にてアニメーションディレクターを担当した羽原信義。シリーズ構成・脚本に「機動戦士ガンダムUC」の福井晴敏を起用。音楽は引き続き、ヤマトの遺伝子を受け継ぐ宮川彬良が担当する。

劇場上映

 第一章の上映は、2017年2月25日より、全国15館で2週間限で実施。劇場は、新宿ピカデリー/シネマサンシャイン池袋/MOVIX 亀有/横浜ブルク 13/MOVIX 柏の葉/MOVIX さいたま/MOVIX 宇都宮/MOVIX 仙台/札幌シネマフロンティア/大阪ステーションシティシネマ/なんばパークスシネマ/MOVIX 京都/ミッドランドスクエアシネマ/MOVIX 三好/T・ジョイ博多。

 これらの上映劇場で、先行限定版BDを販売する。価格は10,000円。後述する一般販売バージョンの特典に加え、キャラクターデザインの結城信輝による描き下ろし表紙を使った絵コンテ集を同梱する。先行限定版BDは、バンダイビジュアルクラブ(BVC)でも販売する。

 また、2月25日からはAmazon ビデオ、TSUTAYA TV、ひかりTV、PlayStation Video、bonobo、楽天ショウタイムにてセルスルー版の先行配信も実施。3月11日からは、バンダイチャンネルなどでレンタル板の配信もスタートする。

BD/DVD一般販売は3月から

 BD、DVDの一般販売は3月24日。BD版(BCXA-1204)は7,800円、DVD版(BCBA-4817)は6,800円。BD版の映像は16:9の1080p(一部1080i)で、音声はリニアPCMステレオで収録。本編の収録時間は約48、特典は約5分。発売・販売元はバンダイビジュアル。

 初回特典として、小林誠副監督による新規描き下ろし特製スリーブが付属。特典として、特製記録集を同梱。映像特典は、ノンテロップオープニング/エンディング、CM&PV集などを予定。音声特典として、スタッフやキャストのオーディオコメンタリー(第1話・第2話)も収録。キャラクターデザイン・結城信輝と、XEBECによる新規描き下ろしジャケット仕様となる。

あらすじ

 時に西暦2202年。あの壮大な片道16万8000光年にも及ぶイスカンダルへの大航海から宇宙戦艦ヤマトが帰還して、既に3年。コスモリバース・システムにより、かつての青い姿を取り戻した地球は、ガミラス帝国とも和平条約を締結。復興の傍ら、防衛のためと最新鋭戦艦アンドロメダを含む新鋭艦隊の整備が進められていた。イスカンダルのスターシャの願いも虚しく、地球は軍拡への道を歩み始めていたのだ。

(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

 はたしてこれが、かけがえのない数多くの犠牲の果てにヤマトが成し遂げた、本当の平和なのだろうか? 宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たな航海に誘う。いま、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が、地球に迫っていた……。

(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

アンダーアーマーとコラボ。製作発表会も開催

 9月5日には製作発表会も開催。スタッフや出演声優に加え、スポーツパフォーマンスブランド「アンダーアーマー」とのコラボレーション企画も発表。アンダーアーマー契約選手のケンブリッジ飛鳥選手、契約モデルのKellyさんも登壇した。

劇中に登場するキャラクター・山本玲とアンダーアーマーがアドバイザリー契約
(c)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

 シリーズ構成・脚本担当の福井晴敏氏は、作品について「ある種の現代的な再構築。不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。作品は過酷な感じになると思いますが、フィクションには何かしらの希望をきっちりと提示したい。期待を持って観てください」とコメント。

 製作総指揮の西﨑彰司氏は、「福井さんの脚本、羽原監督の演出、めちゃくちゃ面白いものになってます。ハンカチでは足りない、泣ける作品となります。『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を観て涙した人も是非観てください」とアピールした。

 古代進役の小野大輔氏は、「『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』は1978年に公開され、僕も生まれた年が1978年なので、運命的なものを感じています。歴史を背負いつつも新しい作品となりますが、今までのファン、これからの新しい世代のファンにもこの作品を伝えていきたいです。ワクワクしています」と意気込みを語る。

 ケンブリッジ飛鳥選手は、「『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』と『アンダーアーマー』がコラボレーションするということで、僕ももっとトレーニングをして、本作に出演させていただけるよう頑張ります!」とコメント。

 これを受けて、羽原信義監督は、「1974年の作品からバトンがまわってきた『宇宙戦艦ヤマト』を、今後も広げていきたいです。(ケンブリッジ選手には)声のトレーニングも頑張ってほしいですね」と語った。

 アンダーアーマーとのコラボ企画の一環として、劇中に登場するキャラクター・山本玲とアンダーアーマーがアドバイザリー契約を締結。宇宙戦艦ヤマトの戦術科士官であり、抜群の操作技術を持つ航空隊員として活躍。今回の作品で描かれる2202年では、戦術科航空隊に所属し、後進育成に励んでいる。指導者になってもなお、有事に備え自ら厳しいトレーニングに取り組む日々を過ごすなど、身体づくりに対する意識が非常に高いというキャラクター。彼女と共に、アンダーアーマーはスポーツのあるライフスタイルを提案。ライセンスグッズの展開なども予定されている。

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