鳥居一豊の「良作×良品

映像は鮮明、なのに懐かしい「宇宙戦艦ヤマト2199」

液晶VIERA「TH-L55WT5」で、色は再現できるか?


「宇宙戦艦ヤマト 2199」BD第1巻
(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
「宇宙戦艦ヤマト 2199」BD第2巻
(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

 40歳を過ぎてなおアニメを楽しく見ている僕にとって、「宇宙戦艦ヤマト」は言うまでもなく特別な作品だ。なんだかんだ言いながらすべての作品を見てはいるが、ここのところの近作が個人的に不満が多く、新作はもういいやと思ってもいた。「宇宙戦艦ヤマト2199」も完結後にTV放映が予定されているようなので、それを見ればいいかという程度で、あまり期待していなかった。

 ところが、偶然に第2巻発売に合わせたテレビ特番を見て、その出来の良さに驚かされてしまった。少なくとも特番で見たハイライトシーンを見る限り、記憶の中で美化された「宇宙戦艦ヤマト」がかなり忠実に再現されていると感じた。慌てて第1巻と第2巻を購入したというわけだ。

 熱烈なファンも多い名作中の名作のリメイクだから、僕のように好ましく受け入れている人もいれば、そうは思わない人もたくさん居るだろう。現代的な解釈で改められた設定の数々やキャラクターデザインの変更などなど、細かい部分を上げれば、僕自身も受け入れがたい部分はある。それでも僕が良質なリメイクだと感じたのは、最新のデジタル技術とCGを駆使した映像であるにも関わらず、オリジナルを再見したかのような「懐かしさ」を感じたためだ。

 それは、キャラクターデザインこそ一新されたものの、艦船などのメカデザインがオリジナルに忠実であることも理由だが、なにより色の設計がオリジナルに忠実だと感じられた。それは、セル画に絵の具で彩色した「色」になっているということ。デジタル彩色された鮮やかな発色ではなく、印刷物を見るような、ほんの少し彩度の沈んだ色合いになっているのだ。

 映画、アニメを問わず、僕は好きな作品をメディアが変わる度についつい買い直してしまうが、映像記録がデジタル方式となったDVD以降、古いアニメの色が妙に鮮やかすぎると感じていた。最初の頃こそ、デジタルらしい鮮やかな発色に感激もしたが、目が慣れてくるとオリジナルそのままのはずの旧作を見て、なにか微妙な違和感を感じることが多かった。それがBDになると、かなりオリジナルの色合いを忠実に復元した名作が登場するようになったが、今度はテレビの色再現が気になるようになった。

 デジタルアニメの鮮やかな色合いは出るのだが、手描きのアナログアニメの色が出るテレビは少ない。厳密に言えばこれば実写映像でも同様で、彩度の低い色が急に精彩さを失い、モノトーン調になってしまう。こうした中間輝度以下での色抜けは、画質調整で色を濃くしても解消できず、一見すると鮮やかでパキっとした映像なのに、あっさりしているというか、色の薄い映像に感じがちだ。

 これは、CCFLバックライト時代の末期にずいぶん改善されたのだが、現在の液晶テレビのほとんどが白色LEDバックライトが主流になるとまた「鮮やかなようでいて実は薄味の色再現」に戻ってしまった。

 今ならば、ポテンシャルに優れた有機ELに期待する考え方もあるが、誰でも買える価格になるには時間がかかるだろう。そして、もともと液晶テレビは、コントラストや視野角などさまざまな弱点を克服して今の画質にまで熟成されてきた歴史があるし、液晶だからと言って必ずしも薄味の色再現にならないモデルも存在している。


■パナソニックがいよいよ大画面液晶テレビを投入

TH-L55WT5

 それが、今回良品として取り上げるパナソニックの「TH-L55WT5」(実売価格:約32万円)。パナソニックとしては初めての大画面“液晶”テレビで、液晶ハイエンドモデルとなる。パナソニックはこれまで大画面はプラズマテレビを推してきたし、その画質は色乗りが濃厚でリッチな映像というのが特長だ。実は液晶テレビも同様の方向で画作りされており、他社の液晶テレビと比べてもかなり豊かな色再現を行なっていた。同じ社内で出来の良いプラズマがあるからこそ、液晶への画質的な要求レベルも高いのだろう。そんなパナソニックが満を持して55型を投入してきたからには、画質の点でも自信はあるはず、と発表時点で目を付けていた。

 簡単に概要を紹介しておくと、IPSパネルと組み合わせる白色LEDバックライトはサイドエッジ型。240Hzの4倍速表示に加えて、LEDを8分割して点滅させることで残像を低減する「8相バックライトスキャン」も備えている。画面エリアを16分割してLEDの明るさを個別に制御してコントラストを向上するなど、高級な液晶テレビが備える高画質技術は一通り搭載している。もちろん3D方式にも対応し、アクティブシャッター方式によるフルハイビジョン画質の3D映像の表示が可能だ。


細いベゼルによるシンプルなフォルムを実現。洗練されたデザインで、インテリア性にも優れる画面下部は透明素材となっており、画面が浮いているような軽快感のある佇まいを演出。三日月型のスタンド部分もスリムな印象で、大画面テレビ的な威圧感は少ないスタンドの背面部分。細身のデザインではあるが、ディスプレイとの結合部や支柱部分はかなり頑丈な造りで、転倒やグラつきの心配はない
背面も凹凸の少ないフラットなデザインとなっている。入出力端子もコネクター部分が出っ張らないように下向きや横向きで配置されている横方向から見ると、その薄さがよくわかる。ディスプレイ部の奥行きは約27mmだ

 もうひとつの特長がスタイリッシュなデザインだ。ベゼルの細枠化やディスプレイ部の奥行きを極薄と言えるレベルにまで薄くするのは、最新の液晶テレビのトレンドだが、本機の場合はベゼルやサイドパネルにメタル素材を使うことで、スマートな印象を際立たせている。

 今回は55型の大画面モデルは自宅に持ち込むのが難しかったので、編集部の会議室を使って視聴を行なったが、実物を目の前にしてみると、それほど大きくは見えず、「もしかしたら、一人で組み立てができてしまうかも」と思ったほど。これだけ大きいのに圧迫感が少ないというのは、僕のように6畳間に50型のテレビを押し込んでいる人にとってはありがたい。大画面テレビを入れても部屋が狭くならないし、大画面の臨場感を快適に体感できるだろう。

 そして、ネットワーク機能も充実。無線LANも内蔵しているし、DLNAはサーバー/クライアントの両方に対応する。そのため、BDレコーダの録画番組をネットワーク経由で再生するだけでなく、USB HDDとの組み合わせてテレビ側で録画した番組を対応するテレビやスマートフォンなどの対応機器へ配信することもできる。

 また、「ビエラ・コネクト」によるネットワークサービスは、民放各社の動画配信サービスを統合した「もっとTV」をはじめ、多彩なサービスに対応。SNSサービスやビデオ通話サービス「Skype」などにも対応するほか、必要に応じてさまざまな機能やサービスを利用できる。

標準リモコンは、従来のものと同様のデザイン。文字表示が大きく、配置も工夫されており、使いやすい簡単に使えるタッチパッド付きのリモコンも付属する。メニューなどをフリック操作でスムーズに操れる

 リモコンは従来モデルと同様の標準リモコンのほか、基本操作主体で簡単に操作できるタッチパッドリモコンも付属する。いわゆる簡単リモコンとしても使えるし、ネットワーク機能でのコンテンツ選択やWebブラウザの操作にも対応しているので、ブラウザ画面のカーソル操作などもタッチ操作で手軽に行えるのは便利。タッチパッドの反応も良好だし、比較的使いやすいと感じたのだが、画質調整を多用する僕からすると、メニュー呼び出しのためのボタンがないのがちょっと不満だった。


■さっそくの画質調整&基本的な画質の実力チェック

 良作×良品で薄型テレビを扱うの久しぶりだが、まずは基本的な画質傾向のチェックを行なった。地上テレビ放送などを映して見てみると、色乗りが良好な同社のプラズマに近い映像と感じた。コントラスト感の不足も一般的な家庭環境ではそれほどの不満もない。感心したのは視野角の広さ。IPSパネルなので左右の視野角が広いのは従来通りだが、今回はさらに液晶パネルに位相差板を追加することで、上下方向の斜めから見ても色の低下やコントラスト不足が少なくなっている。これは液晶としてはかなりのレベルだし、一般的に大画面テレビは家族が集まる広いリビングに置かれるので、広い部屋の好きな場所から適正な映像を楽しめることは重要だろう。

 ちょっと気になったのは、55型の大きさということもあり、地デジ放送がややソフトな再現となっていること。もう少し解像感が高くても良いかとは思うが、大画面の場合、精細感を高めるとMPEGノイズやディテールのチラつきが目立ち見づらい映像になりやすいので、あえて見やすさを重視した再現にしているのかもしれない。

 画質モードも一通り確認してみた。スタンダードはカタログ上の消費電力や年間消費電力量の測定で使われることもあり、はっきり言って暗い。すべての人にこまめな画質調整を行なうことは強制しないが、少なくとも初めてテレビの電源を入れたときに、一通りの画質モードを確認し、もっともきれいだと感じる画質モードに切り換えることは推奨しておきたい。暗い映像では、せっかくの高画質が活かされないからだ。

 一般的な明るさの環境で好ましかったのは「リビング」。明るさも十分で色乗りの良さもよくわかる。意外だったのは、部屋の明るさに連動して画質を自動で調整する「オート」も、比較的明るめに調整されていたこと(省エネのため、明るさを落としすぎる傾向がある)。ノイズを抑えて映像を見やすくするチューニングになっているのも好ましい。頻繁に画質モードを切り換えるのが面倒という人は「オート」固定で十分に実用になるだろう。

 今回選んだのは「シネマ」。部屋をほぼ真っ暗にした環境を想定したモードなので、画面は暗くなるが、色再現やコントラスト感も素直で、質の高いコンテンツをじっくりと見るために調整されたモードと感じた。これを明るい部屋で楽しむならば、明るさや黒レベルを上げ、色もそれに合わせてバランスをとってやるといいだろう。

 今回の調整では、さすがにコントラスト不足による黒浮きが気になったので、バックライトを-20から-30に下げ、黒レベルも5から4に絞った。多少の黒浮きはあるものの、テストチャートで確認しても最暗部の階調もきちんと出ているし、液晶テレビでありがちなグレーのチャートが緑かぶりしてしまうことも少なめで、クセのないストレートな映像再現となっていた。

 このほか、画質調整のテクニカル項目で、各色の再現も細かく調整している。これはテストチャートと青と赤のカラーフィルターを使う必要がある。設定値を参考にしても良いが、ほぼ真っ暗に近い環境での調整値であることは覚えておいて欲しい。

 また、ちょっと残念だったのは、4倍速表示での動画補間のオン/オフが選択できず、バックライトの部分駆動もオン固定となっていること。マニアックな設定項目ではあるのだが、このあたりは好みに応じて選択できるほうがありがたい。ちなみに動画補間による動きの不自然さや補完エラーなどは地デジ放送を見る限りあまり気にはならなかったが、映画やアニメを見る場合、動きが不自然に滑らかになってしまうことがある。BDソフトの場合はプレーヤー側で24p出力を選択しておけば、テレビ側も1080/24p表示になるので、動画補間による動きの不自然さなどはほとんど感じなかった。

画質調整項目その1。バックライトはかなり絞り、黒レベルも抑えている。逆に色の濃さはかなり乗せている。シャープネスは少し絞ったが、輪郭の強調感はごくわずかなので「0」(標準値)のままでも問題はなさそう画質調整項目その2。視聴ソフトがテレビアニメベースだったので、色温度は「低」から「低ー中」へ少し上げている。あとは、詳細設定のためのテクニカルを「入」にしている
画質調整項目その3。このあたりは標準設定のままだ6軸でカラーバランスを独立して補正できるので、細かく調整を行なった。色相補正でマゼンタを少し調整している

■夕陽に照らされた戦艦大和の姿は、まさに記憶どおり

 それでは「宇宙戦艦ヤマト2199」を再生してみよう。まず、地デジ放送で素性をチェックしたときは、やや解像度が甘いと感じたが、BDソフトでは解像感への不満は感じなかった。今の薄型テレビは程度の差こそあれ、入力された映像を解析し、ノイズ除去やコントラストや色の補正を適応的に行なう映像処理が入ってるが、その適応処理がかなり賢い物になっているのだろう。

 冒頭の冥王星付近での艦隊戦では、CGで制作されたガミラス艦隊や、地球側(国連軍を示すUNの表記があるのが新鮮)艦隊がディテールも細やかでなかなか見応えがあること。地球側艦隊の砲撃をガミラス艦が弾き返す描写など、映像は現代的な解釈でよりリアルな描写になっているものの、オリジナル通りの場面になっている。

 艦隊はCGで描画されてはいるが、アニメ調のシェーディングと、セル画風の太い輪郭線をはっきりと描いていることで、CG臭い妙に綺麗な再現になっていないことに感心する。艦隊がクローズアップされる場面などを見ていると、効果的に手描きを交えているようにも思える。あるいは、CGで起こしているのは原画に相当する輪郭線だけで、その後で手作業による塗り分けなどが行なわれているのかもしれない。かなり手間のかかったシーンだとすぐにわかる。そして、肝心の色も、実にセル画っぽい。旗艦であるキリシマも船体も鮮やかな真っ赤ではなく、適度に色のあせた朱色でグラデーションをつけているのがそれらしい。鮮やか一辺倒ではなく深みのある色だ。赤や白や黄色といった派手な色使いに関わらず、落ち着いたトーンに仕上がっている地球側の戦艦の色、ガミラス艦も深みのある暗緑色に艦首で目玉のように輝く黄色やオレンジが不気味だ。宇宙空間も沈んだブルーと、地味とすら思える色設計。しかし、そこにデジタル処理で重ねられる激しい砲撃が鮮やかな色になっており、透過光的な処理だけでなく、光学兵器的な質感を際立たせているのが素晴らしい。戦闘の激しさがよく伝わるし、悲壮な覚悟のもとに作戦に殉じる地球側艦隊の姿に胸が熱くなる。オリジナルに感銘を受けた古参の方ならば、この色へのこだわりにはぜひ注目して欲しい。

 そして、第1話では見逃すことができない、夕陽を浴び朽ち果てた戦艦大和の姿。大気汚染で真っ赤に染まった空とシルエットになった大和の姿は、構図も含めてオリジナルに忠実だが、色の深みが増し、より感動的なシーンになっている。赤く染まった雲の微妙な色の変化は、液晶テレビではなかなか難しいところだが、かなり豊かに描かれる。ここの赤がうまく再現できていれば、テレビの色再現としてはかなりのレベルと言っていいだろう。


■主砲発射に、波動砲、その射撃シークエンスを滑舌良く再現

 宇宙戦艦ヤマトの見どころのひとつに、主砲(ショックカノン)や波動砲の射撃時に交わされるやりとり。このあたりは当然オリジナルを踏襲している。僕は基本的に薄型テレビのスピーカーは、取りあえず「付いているだけのオマケのような」ものと言ってはばからないし、スリムなデザインはカッコイイと思うものの、背面に下向きで取り付けられたスピーカーを見てしまうとがっかりしてしまう。

 本作の音は劇伴もオリジナルのスコアを元に新録音されたものを使い、砲撃音を含めたさまざまな音もオリジナルをベースとしたものになっているなど、手間を掛けて作られてはいる(残念ながらサラウンドではなくステレオ音声だが)。この音をじっくりと味わうには内蔵スピーカーでは力不足と言わざるを得ないが、唯一感心したのは、声がクリアなこと。無理に低音を欲張らずに、肝心の声だけはしっかりと聴き取れるように仕上げたようで、艦内で交わされる専門用語たっぷりのやりとりはきちんと聴き取れるし、波動砲発射シーンの緊張感や、そのあまりの威力に皆が呆然としてしまう雰囲気も伝わってくる。

 なお、背面スピーカーや下向きスピーカーの場合、出てきた音がまずぶつかるラックや後ろの壁との距離をうまく調整すると多少は改善される。もっとも、別のスピーカーシステムを組み合わせる方が手っ取り早いし、より良い音にはなるが。


■序盤の見どころである反射衛星砲の緊迫感もばっちり

 冥王星に向かったヤマトを迎え撃つのが、冥王星基地の反射衛星砲。もともとは遊星爆弾発射システムを迎撃用に転用したという新解釈もなるほどと思ったし、冥王星基地の面々の肌の色がガミラス人の青い肌でないことに対する説明もよく出来ている。単純に今風に設定を細かく作り直すのではなく、ストーリーの奥行きを深める形で再設定をしているのは良いと思う。

 この反射衛星砲による攻撃も、基本的にはオリジナル通りで、凍結した水面をビームが突き破り、ビームの収束とともに再び水面が凍っていく様子などを丁寧に再現している。こういった誰もが記憶している場面は、良い意味のオリジナルそのままで、現代のレベルの質の高い作画になっているだけに、実に見応えがある。

 全般に艦内はかなり暗めに再現されることが多いが、反射衛星砲の攻撃で一度は沈没したヤマトが水中で身を隠す場面も、緊迫感を高めるためもあって、暗いシーンがずっと続く。ここで暗い艦内が見づらくならず、色が抜けたモノトーン調にならないことも大事だ。絶対的なコントラスト感という点ではやや不足気味ではあるが、暗部の階調はきちんと再現できている。正直なところ、「これ、テレビ放映が予定されているけど、シーンによっては修正しないと暗すぎないか?」と思うくらいなので、本作を堪能するならば、暗部階調の再現が苦手なテレビだとかなり見づらい印象になる。


■ アニメでもテレビの画質は重要。作り手の思い入れを見逃したらもったいない!

 新たに制作されたリメイクでありながら、懐かしさを感じた正体は、作り手がオリジナルの放送当時に感じていた興奮や熱狂を鮮やかに蘇らせたいという「思い入れ」だ。その「思い入れ」が伝わるかどうかが、テレビの画質、特に色再現に大きく左右されてしまう。テレビの表現力が追いつかなければ、作り手のこだわりを見逃してしまう。それはとてももったいないと思う。現代のテレビは、放送やパッケージソフトだけでなく、インターネットのコンテンツやゲームなど、多種多様な映像を表示するため、その表現力への要求レベルはとても高くなっている。本機はさすがに高級モデルなので、かなりのレベルで満足させてくれた。

 これだけのビッグタイトルになると、作り手の思い入れも(プレッシャーも)たっぷりだし、見る側の期待度も大きい。作品自体への要求レベルも高いが、それを映し出すテレビへの要求レベルも高いはず。次巻以降の「宇宙戦艦ヤマト2199」への期待も盛り上がっていると思うが、第3巻の発売は11月。それまでに、映し出すテレビの実力の方も吟味してみてはどうだろうか?


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(2012年 8月 31日)


= 鳥居一豊 = 1968年東京生まれの千葉育ち。AV系の専門誌で編集スタッフとして勤務後、フリーのAVライターとして独立。薄型テレビやBDレコーダーからヘッドホンやAVアンプ、スピーカーまでAV系のジャンル全般をカバーする。モノ情報誌「GetNavi」(学研パブリッシング)や「特選街」(マキノ出版)、AV専門誌「HiVi」(ステレオサウンド社)のほか、web系情報サイト「ASCII.jp」などで、AV機器の製品紹介記事や取材記事を執筆。現在は、アパートの6畳間に50型のプラズマテレビと5.1chシステムを構築。仕事を超えて趣味の映画やアニメを鑑賞している。BDレコーダは常時2台稼動しており、週に40~60本程度の番組を録画。映画、アニメともにSF/ファンタジー系が大好物。最近はハイビジョン収録による高精細なドキュメント作品も愛好する。ゲームも大好きで3Dゲームのために3Dテレビを追加購入したほど。

[Reported by 鳥居一豊]