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パナソニック、4K/60pや6K PHOTO対応「GH5」を来春発売。1型センサー機FX2000/LX15も

 パナソニックは、ドイツ・ケルンで9月20日(現地時間)に開幕する「フォトキナ2016」に向けて、 4K/60p撮影や1,800万画素の静止画を動画から切り出す「6K PHOTO」に対応するミラーレス最上位「LUMIX GH5」の開発発表を行なった。来春を目処に市場投入する予定。マイクロフォーサーズの「DMC-G80」、1型センサーに光学20倍ズームレンズを備えた一体型の「FZ2000」、1型センサー搭載のコンパクト「LX15」なども発表している。

LUMIX GH5

LUMIX GH5

 マイクロフォーサーズのミラーレスで新たなハイエンドモデルとして開発されているGH5は、4K/30p撮影に対応したGH4の後継となり、新たに4K/60pまでの撮影が可能になった。4K/30p/4:2:2/10bit撮影もサポートする。

 4K PHOTO機能も進化。フルHDの9倍となる高解像度で映像撮影を行ない、そこから決定的瞬間をより高解像度な1,800万画素の静止画として切り出せる“6K PHOTO”を搭載する。

 マイクロフォーサーズの新レンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT F2.8-4.0」シリーズも発表。35mm換算で標準ズーム12~60mm、 8~18mmのワイドズーム、50~200mmの望遠ズームをラインナップ。

マイクロフォーサーズの新モデル「DMC-G80」

 マイクロフォーサーズのミラーレス「DMC-G80」は、ボディ内手ぶれ補正機能を強化。「5-axis Dual IS MK II」を備え、レンズのOIS(2軸の光学手ブレ補正)と組み合わせる事で、より高精度な手ぶれ補正が動画、静止画共に利用できるという。

マイクロフォーサーズの新モデル「DMC-G80」

 シャッターユニットも振動を最小限に抑えるため、電磁駆動式のシャッターを採用。ショック大幅に低減し、シャッター音も静かになったという。

 4K/24pまでの動画撮影も可能。1,600万画素のLive MOSセンサーはローパスフィルタを省き、解像感をアップさせている。4K PHOTOにも対応し、「4K Burst Shooting」、「4K Burst(Start/Stop)」、「4K Pre-burst」なども利用できる。

1型センサー搭載の「FZ2000」、「LX15」

 「FZ2000」と「LX15」は、どちらも1型のセンサーを搭載した一体型のデジタルカメラで、FZ2000は35mm換算で24~480mm/F2.8-4.5の光学20倍ズームレンズを搭載する。インナーズーム構造を採用、FZ1000と比べより滑らかで安定したズーミングができるという。

1型センサーと高倍率ズームを組み合わせた「FZ2000」

 ノイズを劇的に低減したという2,000万画素のMOSセンサーを搭載。動画は4K(4,096×2,160)/24pや、4K(3,840×2,160)/30pまでの撮影が可能。

 「LX15」はコンパクトなタイプで、レンズは35mm換算で24~72mm/F1.4-F2.8の光学3倍ズーム。新開発のLEICA DC VARIO-SUMMILUXレンズで、5軸のハイブリッド手ぶれ補正も搭載。

1型センサー搭載のコンパクト「LX15」

 2,000万画素のMOSセンサーを搭載。新開発で、ノイズを大幅に低減したという。動画は4K(3,840×2,160)/30pまでの撮影が可能。

 AFの合焦スピードや精度、連写性能も向上。AFS時で秒間10コマ、AFC時で6コマの連写ができる。4K PHOTOにも対応する。