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ソニー、「Smart B-Trainer」に4つの新色。アプリ強化でフィットネス対応

 ソニーは、音楽再生や心拍計などの機能を備えたトレーニング用デバイス「Smart B-Trainer SSE-BTR1」の新色として、イエロー、ゴールド、ブラウン、シルバーの4モデルを11月12日に発売する。価格はオープンプライスで、ソニーストアでの価格は22,880円前後。また、同製品と連携するスマートフォンアプリの機能強化も行ない、新たにストレッチや筋トレなどのフィットネスにも対応。さらに、目標設定機能や外部サービスの「STRAVA」連携も行なう。

Smart B-Trainer SSE-BTR1(ブラウン)

 Smart B-Trainerは、音楽再生機能付きBluetoothヘッドセットに、心拍、GPS、加速度、ジャイロ、電子コンパス、気圧の各センサーを搭載。運動時に心拍数や走行ルートなど11のログを記録し、心拍数とリアルタイムに連動した音楽再生や音声アドバイスが行なえる。16GBのメモリを内蔵し、IPX5/8相当の防水仕様。専用のスマートフォンアプリと連動し、音声によりランニングなどのトレーニングをアシストする。

4色が追加される

 追加されるカラーはイエローとゴールド、ブラウン、シルバーで、既存のブラックと合わせて5色展開となる。ランニングなどのスポーツに合わせたビビッドなイエローと、フィットネスなどに合う柔らかなカラーとしてゴールド、ブラウン、シルバーを採用。なお、既存カラーのうちブルー、ピンク、ホワイトの3色は販売終了となる。

イエロー
ゴールド
ブラウン
シルバー

 カラー以外は従来モデルと同じ。音楽の再生対応ファイルはMP3/WMA/ATRAC/リニアPCM/AAC。44.1kHz/16bitまでの対応で、ハイレゾや、著作権保護されたファイルの再生はサポートしない。なお、他のプレーヤーからワイヤレスで音楽を受信するBluetooth 4.0準拠のヘッドセットとしても利用可能で、プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSP/SPPに、コーデックはSBC/AACに対応。イヤフォン部は9mm径のダイナミック型ユニットを備えた「EXヘッドホン」。モノラルマイクも内蔵する。

Smart B-Trainer PR Video

 バッテリを内蔵し、連続使用時間は、トレーニングメニュー利用時が最長約6時間、音楽再生のみでは最長約13.5時間。充電はUSB経由で行ない、充電時間は約1.5時間。通常のイヤーピースと、水泳用イヤーピースを同梱。

アプリ機能強化でフィットネス対応や目標設定追加など

 専用のiOS/Androidスマートフォンアプリ「Smart B-Trainer for Running」と連携。金哲彦氏(ナイキランニングアドバイザー)監修のプレミアムトレーニングメニューに対応している。これに加えて、'17年2月と4月に予定しているアップデートで、従来のランニング以外にストレッチ/筋トレの「フィットネス機能」に対応。複数のトレーニングを組み合わせることで目的達成への効率を上げる“クロストレーニング”が可能になる。さらに、運動のモチベーションをアップすることを目的とした目標設定機能などもアプリに追加される。

 フィットネス機能として、新たにトレーナーの清水忍氏が監修したメニューを追加。清水氏は「パーソナルトレーニングジムIPF」代表で、プロ野球選手のパーソナルトレーナーや立教大学バレーボール部コンディショニングコーチなどを務めるほか、雑誌「Tarzan」の記事なども担当している。

 新機能のフィットネスメニューでは、アンケートで目標などを決めた後、ランニングや筋トレなどのクロストレーニングのメニューを音声案内を活用して行なう。そのログを記録し、結果を確認して次のトレーニングにつなげられる。

 11月上旬予定のアップデートでは、フィットネス機能はトレーニングの動画が追加されるのみ。'17年2月以降の機能追加で実際のトレーニングメニューが利用可能になる。

 そのほか、11月上旬の機能強化では、目標設定機能により、自分に合った目標を決めて、達成までの状況が確認可能になる。1カ月の走行距離や、落としたい体重、走りたい速度などの項目を設定し、数字とグラフで達成状況やこれまでの推移が分かる。目標を達成するとアニメーションが表示され、次の目標を設定して継続につなげられるという。

 その他のモチベーションアップ機能として、レースの完走やストレス解消、シェイプアップなどの「目的」を選択し、それに合ったメニューでトレーニングが可能。また、1日のトレーニングに目標距離/走行時間を設定することで、中間地点や残りの距離を音声でアナウンスするといったこともできるようになる。

 また、Garminやfitbit、SUUNTOといった複数のトレーニング機器のデータを一括管理できる外部サービス「STRAVA」とも11月に連携。STRAVAのWebサイトや、Android/iOSアプリでデータ管理が行なえ、例えば「練習はSmart B-Trainer、レースはGarmin」といった併用も可能になる。